事実と思考や感情の分離などと聞くと、感情をなくすという意味に聞こえますが。

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感情や思考はなくすことができません。
コントロールもできません。

たぶん、あなたはこれまで、思考や感情と戦ったり、抑圧したり、「これにはいい意味がある」とごまかしてみたり、
忘れようとしたり、ポジティブ思考を持とうとしたりするというコントロールをし続けてきたと思います。

でも、それらが効果あったかといえばどうでしょうか?
同じような状況に陥るたびに、同じことを繰り返すならば、それは効果はないというのではないですか?

「○○鍼灸院は非常にいいところですよ。胃が痛くなるとすぐに治してくれる。私はもう7年も通っています」 ということを聞いて、
それが治っているのですか、と言いたくなりますね。
むしろ、その鍼灸院に行くこと自体が問題を維持しているようにも見えるでしょう。

あるいは、感情や思考をコントロールできるのなら、どうして今、そんなに悩んでいるのですか?
という事実にどう答えるのでしょう。

確かに、コントロールは短期的にはホッとする効果があるのです。
だからこそ、手っ取り早くその方法を使うのですが、長期的には全く役に立っていません。

そもそも思考は、あなただけのものであり、思考は事実ではありません。
感情もそうです。
そして、それらがわき出てくるのも止められませんし、コントロールもできません。

けれど、私たちの研究会では、コントロールするというあなたがこれまでやってきた方法とは全く違う方法を身につけてもらいます。
感情や思考を否定する必要はどこにもありません。
むしろ感情や思考に巻き込まれて苦しむより、感情や思考との関わりを学ぶのです。

思考や感情は「あなた」ではありません。
「あなた」が持っているものにしか過ぎません。

しかし、多くの人は思考や感情と一体化してしまっています。
一体化することによって、多くのムダな苦しみが発生するのです。

私たちは、思考や感情をそのまま受け取るのではなく、それらをありのまま認め、それらと距離を持ちながら、
私たちにとって役立つ行動をしてゆくことを学ぶのです。

そうなると、どんな内容の思考や感情を持っていたとしても、その内容に振り回されず、
有益な行動をとることができるのです。

決して感情をなくしたり、「動じない心」をコントロールによって身につけるものでもないのです。

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2013年3月15日