悪口をやめさせる(再掲)

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悪口をやめさせる方法はあるのだろうか

多くの人は、その分からない人の心を自分の思考や感情を被せて見ているにしか過ぎないのに、それが事実、つまり実体だと信じて苦しみます。

 

分からないものはどうやっても分からないから、一切の推測もしないし、人の心は決して分からないと割り切ってしまうと、何と気持ちは楽になるか、と思います。

 

もちろん、目の前で悪口を言われたら、やめてくださいと言いましょう。しかし、これもまた、悪口を根本的にやめさせる方法はないのです。

 

言う言わないは相手の自由です。

思い切って殴りつけると一時的には言わなくなるでしょうが、それでも言わないように相手の考えや行動をコントロールすることは私たちにはできません。常に相手には選択肢があるからです。

 

コントロールできないことに対してコントロールしようとすると、また大きな苦しみがやってきます。

 

悪口を言われたらどうしよう・・・

 

言われたらきちんと自分の思いを伝えればよいだけですが、言わせないようにすることはできません。

 

私のことを嫌っているにちがいない。どうしよう・・・

 

嫌っているかどうか分からないですし、もし嫌っていたとしても、それはその人のあなたに対する評価ですから、どうしようもありません。

何より、その人があなたをどう評価しようと自由ですし、その人が評価したからと言って、あなた自身がその評価通りに変化するわけでもありません。

 

そして、忘れてはいけないことは、その人と同じような評価などをあなたも他人にしていることです。

 

私たちは、自分がコントロールできるものとできないものをなかなか分けて行動することはできません。

そこで、ニーバの祈りを紹介します

私たちの考えのエッセンスがここにあります。

コントロールできるもの、できないものを区別し、コントロールできないものは放置するのです。

コントロールできないものは何をやってもできないのです。

もし何かをしようとすると苦しみしかありません。

そのまま放置することは現実を肯定することでもあります。

コントロールできないものをコントロールさせようとする思考の囁きは妄想なのです。

思考は、

それをコントロールしないと大変なことになる!

とあなたに何度も何度も言うでしょう。

そんな時は、虫が鳴いている、風の音が聞こえる、いつものネガティブ放送の「私の破滅物語」が放送されていると、そんなふうに思考の囁きを聞きましょう。

思考の言うとおりしたら必ず苦しいことになるからです。

これまでと同じことをし続けるからです。

このことはこれまでのあなたの体験からでも分かるでしょう。

 

ニーバの祈り

 

変えることのできるものについて、

それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、

それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、

変えることのできるものと、変えることのできないものとを、

識別する知恵を与えたまえ。

 

 

そして、8世紀のインドの仏教学者はこう言ったといいます

 

困難が我々を襲った時、治療法があったなら、

落ち込まないといけない何の理由があるだろうか

もし助けになるものが何もないなら

落ち込むことが何の役に立つだろうか

 

 

私たちは人から好かれたら嬉しいし、嫌われたら悲しいのです。

しかし、だからといって全ての人に好かれようとは思いません。

好きでいてくれる、嫌うということは相手が決めることで、私がコントロールできるものではありません。ましてや相手の心を知ることなんてできません。そして、どんなに好かれようが嫌われようが、あなたの本質とは関係ないことなのです。

私たちにできるのは、好かれようが嫌われようが関係なく行動するか、行動を変えること(相手に対して「~する」という行動)で相手に対して影響を与えるか、ということです。

行動を変えることによって影響を与えるのは、コントロールしようとすることとは別のものです。

これは、相手に対して「~される」「~してもらう」という行動を期待することではありません。

どちらの行動をとるにしても、私たちが好かれようが嫌われようが「~する」という行動を通じて行うものです。

 

次のことばを忘れないでください。

 

私たちは全ての人に好かれようとは思いません。

私たちは活き活きとした人生を歩むために生きています。

決して人に好かれるために生きているのでもありません。

好かれたら嬉しいですし、嫌われたら悲しいです。

好き嫌いは私たちが決めることではなく、相手が勝手に決めることです。

ただそれだけです。

これらは人生につきものなのです。

どんなに悪口を言われ、評価されようが、それはただその人の評価であって、私たちの本質を示しているものではありません。

人の評価によって本質は変わったりもしません。

だから何を言われようが平気なのです。

なぜなら、私たちには関係がないことだからです。

 

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2021年10月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master