今だに考えや感情をコントロールしようという人がいるとは驚き

いまだに思考や感情をコントロールして幸せになろう!と言っている人が多いことか。

多くの人は、思考や感情をコントロールできると信じています。しかし、これは幻想です。

思考と感情は、私たちの意識の外で自然に生じ、その多くは直接的なコントロールを超えています。

不安や恐怖、喜びや悲しみなどの感情は、外部の出来事や内面の反応によって引き起こされ、意識的な意思で簡単に切り替えることはできません。

もしできるというのなら、どうして繰り返し不安や恐怖、絶望などが襲ってくるのでしょうか。

 

「赤い熊」の実験

次の一分間、「赤い熊」について考えないようにしてください。

どうなりましたか?

「赤い熊」について考えないようにしようとすること自体が、逆にその思考を強化してしまうのです。
これだけでも思考がコントロールできないことが分かるでしょう。
感情も同じことです。

電車の座席で自分の隣に座っている人を、感情をコントロールして愛することはできるでしょうか。
感情をコントロールできる、というのはこのようなことです。

いずれもコントロールできないことが分かります。

 

思考や感情は、「妄想」と捉えることができます。

これらはその人の脳内だけで発生し、第三者から観察も計測もできず、実体がありません。
このようなものは「妄想」というのです。
妄想には、思考や感情、意味、価値、比較など脳の活動によって生じるものがあります。
それらを事実として混同すると、「妄想」は私たちの行動や反応に影響を与える可能性があります。

事実とは実体があるものであって、第三者から観察も計測もできるものです。
このように考えると意味は脳内で発生する妄想ですから、
事実とは意味がないもの、すなわち単なるモノがあって、モノが動いている状態にしかすぎません。

妄想を事実だと信じる(フュージョンといいます)と、事実のように信じるのです。
事実だと信じると、行動や反応に影響があります。

 

妄想を妄想として認識(デ・フュージョンといいます)し、それに反応しないようにすることで、どんな思考や感情があっても、私たちの行動は自由になります。

絶望や不安を感じながらも、これらの感情を完全に受け入れる(アクセプタンスという)ことで、価値ある人生を歩むことが可能です。

思考や感情を切り分けて、「これは受け入れるが、これはいらない」とすることはできません。

そもそも「いい感情」「悪い思考」というのは、評価であり、評価自体も実体がない妄想の類です。

これを認識することで、私たちは思考や感情に振り回されず、より自由な行動を取ることができます。

思考や感情は行動に影響を与えることはあっても、行動を支配することはできません。

自分の内面の声に耳を傾け、価値ある選択をすることで、より意味のある人生を歩むことができるのです。

V.d.s.は、科学的根拠に基づいたプログラムを提供することで、思考や感情の罠から抜け出し、真の自分へと導きます。

今すぐ、V.d.s.と共に、自由への一歩を踏み出しましょう!

愚かなサルからニューヒューマンへ:苦痛と妄想から自由になるための方法

私たちは、苦痛と妄想に支配された「愚かなサル」として生きています。しかし、意識的に努力することで、苦痛と妄想から解放され、より自由で充実した人生を送ることができる「ニューヒューマン」へと進化することができます。

愚かなサルとニューヒューマンの特徴

愚かなサル

  • 苦痛と妄想に振り回される
  • 人生の現実を否定する
  • 我執にこだわり、争いごとを起こす
  • オカルトやスピリチュアル、迷信などにこだわる
  • 科学的な根拠のないものを信じる
  • 自分の人生を生きることができない

ニューヒューマン

  • 苦痛と妄想を認識し、それに振り回されない
  • 人生の現実を受け入れ、それに基づいて行動する
  • 我執を手放し、他者との調和を大切にする
  • 科学的思考に基づいて判断し、行動する
  • 自らの人生を創造し、主体的に生きる

私たち

私たちは、ニューヒューマンの育成を目指して活動している団体です。私たちは、人間は本来、苦痛と妄想から解放され、より自由で充実した人生を送ることができるという理想を実現しようとしています。

このブログ

このブログでは、私たちの指導となるテキスト「愚かなサルどもへ」の内容や、セミナー情報などを発信していきます。また、ニューヒューマンになるためのヒントとなるような記事も掲載していきます。

あなたもニューヒューマンになりませんか?

苦痛と妄想から解放され、より自由で充実した人生を送りたい方は、ぜひ私たちと一緒にニューヒューマンを目指しましょう。

まずは、

ホームページから

「自己変革のための生まれ変わりセミナー REGENERATION」

に参加してください。

ニューヒューマン:苦痛を超え、真の自由を手に入れる

苦痛との共存:避けられないものを受け入れる

私たちは皆、人生の中で苦痛を経験します。肉体的な痛み、精神的な苦しみ、喪失感、孤独感など、様々な形で現れます。多くの場合、私たちは苦痛から逃れようとします。しかし、苦痛から逃れようとすることは、逆効果になることがあります。

「愚かなサルどもへ」というドキュメントでは、苦痛は人生の一部であり、それを完全になくすことはできないと指摘されています。そして、苦痛を受け入れることで、苦痛を無駄な苦悩に変えることを防ぐことができると説いています。

苦痛を受け入れるためには、実体と妄想を区別することが重要です。実体とは、客観的に存在するものであり、妄想とは、私たちの思考や感情によって生じたものです。苦痛は実体ですが、苦悩は妄想です。

苦痛を受け入れるには、マインドフルネスとデ・フュージョンの練習が役立ちます。マインドフルネスとは、今この瞬間に意識を向けることであり、デ・フュージョンとは、自分の思考や感情に執着しないことです。

苦痛を受け入れることで、私たちは自由になります。自由とは、苦痛や妄想に支配されないことであり、自分の人生を生きることです。

ニューヒューマンとは

ニューヒューマンとは、苦痛は人生の一部であり、それを否定したり、避けたりしようとはせず、苦痛を現実として受け入れ、苦悩に陥らない人間です。

また、「私」という妄想から解放された人間であり、自分と他者を分離せず、世界と一体であることを認識できる人間です。

ニューヒューマンは、以下のような特徴を持ちます。

  • 苦痛と妄想を克服して、より充実した人生を送ることができる。
  • 現実をありのままに受け入れることができるため、より客観的に物事を判断することができる。
  • 思考や感情に囚われないため、自由に行動することができる。
  • 社会に貢献し、よりよい世界を作ることができる。

具体的には、ニューヒューマンは以下のことができます。

  • 苦痛を苦悩に変えないため、苦しみから解放され、より幸せに生きることができる。
  • 妄想に振り回されないので、より冷静に物事を判断し、正しい決断を下すことができる。
  • 思考や感情にとらわれないので、自分のやりたいことに集中し、目標を達成することができる。
  • 社会の矛盾や問題を客観的に捉え、よりよい解決策を提案することができる。
  • 自分の能力や才能を使って、社会をより良い場所にするために活動する。

ニューヒューマンになるためには、思考や感情の性質を理解し、妄想に囚われないように訓練する必要があります。

カルトは多くの場合内に籠って妄想の世界に生きるのに対して、私たちは積極的に社会に出て貢献することも目的の一つです。

ニューヒューマンになるための方法

第一歩:自己変革のための生まれ変わりセミナー

ニューヒューマンになるためには、「自己変革のための生まれ変わりセミナー」を受講することが第一歩です。このセミナーでは、苦痛の性質、苦痛を受け入れる方法、「私」という妄想の否定、愛と慈悲の心の育成など、ニューヒューマンになるために必要な知識とスキルを学びます。

第二歩:研究会への参加

セミナーを受講後は、研究会に参加して、学びを実践していきます。研究会では、他のニューヒューマン候補者と交流し、互いに学び合い、成長していくことができます。

苦痛との共存:無駄な苦悩を減らす

ニューヒューマンにとって、苦痛は人生の一部であり、避けられないものです。しかし、苦痛を受け入れることで、無駄な苦悩を減らすことはできます。

苦痛を無駄な苦悩に変えてしまうのは、私たちの思考や感情です。苦痛を「悪いもの」と捉えたり、苦痛から逃れようと執着したりすることで、苦痛はさらに増幅されます。

ニューヒューマンは、苦痛を「あるもの」として受け入れます。苦痛を否定したり、避けようとしたりせず、ただそこに存在する事実として認識します。

苦痛を受け入れることで、私たちは苦痛に支配されなくなります。苦痛は依然として存在しますが、私たちの心を支配することはできないのです。

 

ニューヒューマンは、苦痛を超え、真の自由を手に入れた人間です。苦痛を受け入れることで、無駄な苦悩を減らし、自分の人生をより自由に生きることができます。

「自己変革のための生まれ変わりセミナー」を受講し、研究会に参加することで、あなたもニューヒューマンになるための第一歩を踏み出すことができます。

「私」という幻想を手放し、真の自己変革を遂げる

A thoughtful woman sitting in a serene, natural setting, surrounded by a lush forest. She appears to be in deep contemplation, her chin resting on her hand, gazing into the distance. The atmosphere is peaceful, with soft sunlight filtering through the trees, casting gentle shadows around her. She is dressed in casual, comfortable clothing that blends with the natural environment, suggesting a moment of personal reflection and connection with nature. Her expression is one of introspection and curiosity, as if she is pondering a profound question about her identity or purpose. The words "Who am I?" are subtly integrated into the scene, as if emerging from her thoughts.

私たちは皆、「私」という存在を意識しています。しかし、「私」とは何なのでしょうか?脳科学や心理学の発展により、「私」という存在は、想像以上に複雑で捉えどころのないものだということが分かってきました。

進化の過程で、記憶や思考といった能力は、生き延びるために必要なツールとして獲得されました。しかし、それらは独立した存在ではなく、「私」という意識を生み出すための要素の一つに過ぎません。

脳科学の研究によると、「私」という意識は、脳全体の活動によって生み出されています。特定の部位が「私」を司っているのではなく、様々な脳領域が複雑に連携することで、「私」という感覚が生み出されているのです。

つまり、「私」は脳の活動をコントロールしているのではなく、脳の活動をトレースしているだけなのです。

これらのことを考えると、「私」にしがみつき、守るべき「私」が何もないことが分かります。「私」は幻想であり、存在しないものなのです。

しかし、「私」がなければ何も問題はありません。むしろ、「私」という幻想を手放すことで、私たちはより自由になることができます。

「私」という概念に縛られることなく、様々な経験を受け入れ、自分自身を拡張していくことができるのです。

体験型セミナー『自己変革のための生まれ変わりセミナー Regeneration』

「私」という幻想を手放し、真の自己変革を遂げるためには、単に知識を身につけるだけでは不十分です。実際に体験を通して、「私」という概念を揺さぶり、新しい自分自身を発見する必要があります。

体験型セミナー『自己変革のための生まれ変わりセミナー Regeneration』は、「私」という幻想を手放し、真の自己変革を遂げるためのプログラムです。

このセミナーでは、以下のような内容を体験することができます。

  • 「私」という幻想を解き明かすワークショップ
  • 潜在意識にアクセスし、自己変革を促すワーク
  • グループワークや個人ワークを通して、自分自身を深く理解する
  • 自然との触れ合いを通して、心身をリフレッシュ

このセミナーを通して、あなたは以下のような変化を体験するでしょう。

  • 「私」という幻想を手放し、より自由な生き方を得られる
  • 自分自身をより深く理解し、自己肯定感が高まる
  • 他者とのつながりをより深く感じられる
  • 人生の目的や方向性を見出せる

真の自己変革への第一歩

「私」という幻想を手放し、真の自己変革を遂げたい方は、ぜひ体験型セミナー『自己変革のための生まれ変わりセミナー Regeneration』にご参加ください。

このセミナーは、あなたの人生を大きく変えるきっかけとなるでしょう。

2024年2月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master

自分の感情や考えに振り回されない生き方

私たちは、自分の感情や考えは行動に直結するものと考えてしまいがちです。しかし、実際には、それらは必ずしも行動を決定するものではありません。

例えば、目の前にある石を見たとき、人によって評価は異なります。「良い石」と感じる人もいれば、「気に入らない色の石」と感じる人もいるでしょう。しかし、石そのものは変わりません。異なる評価は、私たちの主観によるものです。

この評価と言う主観を、ものに投影しているだけです。

「嫌な人」や「苦手な人」と感じるのも同様です。これらの感情は、相手にあるのではなく、私たちの内面で作り出された妄想です。

この妄想を人に投影しているだけです。

物や人には、もともと意味はありません。

評価等の意味付けをしているのはあなたであって、そのあなたが意味のない人やものに自分の頭の中で発生した妄想を投影しているだけです。

このことを理解すれば、妄想である感情や考えに反応するのではなく、妄想として放置することができます。その結果、感情や考えに振り回されることなく、より価値ある方向へ進むことが可能になります。

実際、私たちは日常的に、感情や考えを妄想として扱っています。不快な思考や感情が頭をよぎっても、それに反応せずに日常生活を送っています。

もしそうでないと言うのなら、自分が考え感じたままに行動をしてしまいます。

例えば、腹が立ってこの人を殴りたいと思えば殴らないといけません。

実際はそうではありません。

このように思いや感情と行動は実は別のことなのです。

感情や考えを管理しようとするのではなく、それらに反応しないことで、私たちは自分の人生をより有意義に過ごすことができます。

感情や考えを単なる妄想と見ることができれば、無駄な苦悩から解放され、精神的、肉体的健康を保ちながら、自分のやりたいことに時間やエネルギーを注ぐことができます。

この視点から、私たちは自分自身の感情や考えに対して新たな関係性を築き、より積極的で自由な人生を送ることが可能になります。

2024年2月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master

今ここに生きる

未来はまだ訪れていない。過去はもう過ぎ去ってしまった

どちらも、今この瞬間には存在しない。存在しないものに思いを馳せても、何も意味はない

ないものについては、どんなことでも言えるし、同時に何も言えない

それは、妄想の世界に囚われているようなものだ

不安は未来への妄想、後悔は過去の妄想

今この瞬間には、不安も恐怖もない

妄想から飛び出せば、そこにあるのは現実だけ

事実である現実を、しっかりと生きよう

現実こそ事実で、今こここそ現実にあるのだから

2024年2月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master

7年で体の全てが入れ替わっても「私」だけは変わらないと信じる妄想

 

7年で体内の細胞全てが入れ替わるという事実だけでなく、意識や魂といった概念も、脳の活動によって生み出される幻想に過ぎないという考えも存在します。

脳科学の発展により、意識や魂は脳の特定の部位の活動と密接に関係していることが明らかになってきています。脳の一部が損傷すると、意識や人格が変化してしまう例も数多く報告されています。

脳内の神経細胞の複雑なネットワークによって生み出される「私」という意識は、客観的な実体ではなく、主観的な体験に過ぎないという見解もあります。

つまり、「私」という存在は、脳の活動によって作り出された幻想であり、実体として存在するわけではないのです。

「私」という実体が存在しないなら、それに執着する必要はありません。執着を手放すことで、私たちは争いや苦しみから解放され、より楽で自由な人生を送ることができるのではないでしょうか?

私たちのセミナーでは、瞑想を通して、「私」という概念を探求していきます。執着を手放し、真の自由を手にするための方法を体験的に学ぶことができます。

2024年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master

ニューヒューマンを作り出す

私たちは皆、様々な思考や感情を抱えています。喜び、悲しみ、怒り、不安、そして奇妙な妄想など。しかし、これらの内面的な体験は、第三者から観測も計測もできないものです。では、これらの体験は本当に存在するのでしょうか?

脳科学の観点から見ると、思考や感情は脳の活動の結果生まれてくるものです。そして、客観的な観察や測定が不可能なため、「妄想」と捉えることもできます。つまり、「妄想」は実体として存在せず、脳内における電気信号の産物に過ぎないのです。

私たちは、長年、自分自身の思考や感情と戦い、コントロールしようと努力してきました。しかし、脳の産物である「妄想」と戦うことは、本質的に不可能です。

そこで重要になるのが、「妄想」に対して反応しないというスキルです。これは、思考や感情を否定したり、抑圧したりするのではなく、ただ客観的に観察し、そのまま受け入れることです。

このスキルを身に着けることで、私たちはどんな思考や感情に囚われることなく、価値ある行動をとることができます。私たちは、このスキルを持つ人々を「ニューヒューマン」と呼び、その育成に力を注いでいます。

ニューヒューマンは、思考や感情に振り回されることなく、常に冷静沈着に判断し、状況に応じた適切な行動をとることができます。彼らは、自分自身の内面世界に囚われることなく、より高い目標に向かって邁進していくことができるのです。

ニューヒューマンになるための訓練は、主に以下の3つの要素から構成されます。

  1. メタ認知: 自分の思考や感情を客観的に観察する能力
  2. 受容: どんな思考や感情も否定せず、ありのまま受け入れる能力
  3. 行動: 思考や感情に関係なく、それらとは独立して価値ある行動をとる能力

これらの能力を訓練することで、私たちは「妄想」に囚われることなく、より自由で充実した人生を送ることができるようになります。

私たちは、ニューヒューマンの育成を通して、より良い社会の実現を目指します。思考や感情を超えた生き方を通じて、真の幸福と自由を追求していくのです。

 

私は空っぽの青空

今日は青空が広がっている

どこまでも青空が広がっている

 

青空を見ると

青空というものはどこにも実体はない

青空という言葉があるだけだ

 

言葉があると

実体があるように思う

 

しかし、実体は何もない

 

天気を見ると

今日のように快晴であったり

雲が出ていたり、雨になったり

風が強くなったり、雪が降ったり、台風が来たりする

 

しかしどんな天気になっても

空はそこにある

空は実体がないから

傷つきもしない

 

私たちの考えや感情は

天気のようなものだ

 

私たちの中に

いろんな考えや感情が浮かんできては消える

 

雲ばかりを見つめていると

雲の中に入り込み

自分が雲と一体化したように思う

 

実際は、空は雲そのものでないように

あなたは考えや感情そのものではない

考えや感情を入れている入れ物である

 

考えや感情は

湧いてきて消えるままに放置すれば良い

 

空である自分は何も傷つかない

 

By 京極

心の嵐を静める: 思考と感情に振り回されない生き方

絶望のど真ん中にいても、人生を輝かせる道は確かに存在します。
これは、内面で渦巻く思考や感情に対して、反応しない選択をすることから始まります。

『自己変革のための生まれ変わりセミナー』を修了するとテキスト「愚かなサルどもへ」が配布されます。
これは私たちの重要なテキストです。
このテキストに学ぶ通り、我々の内面で起こるあらゆる動揺は、実は自らが選択する反応の産物です。外の世界がどうあれ、内面の反応を自在に操る力が我々には備わっています。
つまり、思考や感情に反応することもできるし、反応しないこともできるのです。

絶望の真っただ中にいても絶望的な状況を作り出す意味付けなどの思考やそれとともに派生する感情が単なる脳の反応、つまり無意味な妄想に過ぎないという認識から始まります。この見方を受け入れることで、私たちは絶望的な状況に直面しても、その影響から自らを守ることができます。

具体的には、自分の感情や思考に自動的に反応するのではなく、一歩引いてその妄想性を観察することです。この距離を置く行為こそが、内面の平和を保ち、どんな状況でも活き活きとした人生を送る秘訣です。思考や感情に振り回されず、その瞬間瞬間を完全に生きることで、私たちは真の意味で自由になるのです。

第3世代認知行動療法やマインドフルネスの教えにもあるように、自分自身との分離は、内面の動揺から距離を置き、より客観的な視点を持つことを可能にします。これにより、苦しみや絶望の中にいてさえ、より積極的で意義のある人生を歩むことができます。

テキスト「愚かなサルどもへ」の理解と実践を通じて、私たちはどんな状況も超える力を身につけることができます。

2024年2月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master