私はこれまで催眠にかかったことがないのですが、セラピーを受けることができますか

催眠にかかったことがないというのは、
催眠の体験がない、もしくはこれまで催眠誘導されても被験性(催眠現象の起こりやすさ:立てなくなる、味覚が変わる、幻覚を見るなど)が低かったということですね。

催眠の体験がない人に対しては、被験性テストを最初に行い、実際に誘導して現象を起こす能力があるかどうかを見極めます。
確かに被験性が高い人に対してはセラピーは効果的になりやすいですが、
被験性が低くても、トランス状態というものは誰でも経験します。
たとえば、何かに熱中していると時間が早く過ぎるように感じたり、聞こえているはずの周りの雑音が聞こえなかったりするのはその例です。
このトランス状態になると、暗示を受け入れやすくなりますから、セラピーの目的は達成します。

被験性が低いからといって、セラピーができないわけではありませんのでご心配しないでください。

2017年3月8日

何度も同じことを繰り返す、とブログで言っていますが、そうしてしまうのは仕方ないのではないですか?

では、あなたはどうしたいのでしょうか?

あなたがこれまでしてきたことを続けるならば、これまで手にしたものしか得られないでしょう!

つまり、これまでと違う結果を得るためには、これまでしてきたこととかなり違うことをする必要があるのです。
私たちのブログを読んだだけで、何かがすぐにできるわけではありません。

私たちのブログを読むと、たくさんの思考が囁くでしょう。
その内容は、どれも聞いたものばかりです。

「そんなことできるもんか」
「誰もがそんなことできない」
「そんなことできるなら、こんなに悩んでいない」

という、もっともらしい思考の言葉を信じるならば、あなたは聞違いなく、いつも手にしているものをあいかわらず手にしつづけるはずです。
なぜなら、いつも思考のこの言葉を聞き、つぶやき、そうして、同じことを繰り返してきたのですから。
「できない」のではなく、「しない」理由づけをそのまま信じてきたのですから。

何よりも、今のあなたがここにいる事実こそが、その証拠なのです。

感情や思考は、直接はコントロールできませんが、行動はコントロールできます。
覚えておいてほしいことがあります。
変化は怖いもので、同時に活力あふれるものでしょう。
変化にはある程度のリスクが伴うものです。
それでも、同じことをさらに続けるリスクのほうが、もっと恐ろしいものでしょう。
何か新しいものを手に入れるために、私たちはみな何か新しいことをする必要があります。

じつにシンプルなことです。

私たちはそのためのスキルを提供しているのです。

2013年5月5日

催眠を使っているようですが、嫌な記憶をすぐに消してもらいたいのです。

不可能です。

どのような催眠もイヤな記憶を消去できません。

たちまち魔法のように何かが起きてすぐに改善することは、あまりないものです。


まず、記憶を消去することが不可能なのですし、消去しようとすればするほど、そのイヤなものは増大し、ついには苦悩になってしまいます。

また、私たちは催眠単独でセラピーをすることはありません。
催眠は、たとえて言うと麻酔のようなものであり、麻酔はセラピーという手術するために利用されるものです。
麻酔だけで何かが改善することはあり得ません。
きちんとした心理学に基づくセラピーが必要となります。
その意味で、私たちは誤解を招かないためにも、催眠を使ったセラピーという言い方をしています。

ところで、私たちは、このような場合、あなたが「辛い」と評価している記憶や思考、感情との関わりを見直すことから始めます。
場合によっては、さまざまなセラピーを統合したものをお勧めする場合もありますが、あなたが決めることでもあるのです。

いずれにしても私たちのスタンスは個別の症状の軽減というものではなく、
あなた自身とあなたの人生のセラピーを行うものなのです。

そうなれば、個別の症状に左右される人生は必要なくなるのです。

2013年5月5日

大阪だけでしか行われていないのですか?どうしても受けたいのですが、遠くて困っています。

現在のところ、セミナーなどは大阪(新大阪駅前)でしか行われていません。

また、セミナーで行われるエクササイズなどを通じて体験的に学ぶものですから、
テキストで学ぶとか、メールやスカイプや電話を使って教えるということも行っていません。

もし、出張を希望されるなら、一定の人数と場所などを用意してもらうことになります。
費用も交通費や宿泊費も含まれることとなりますので、相談に応じます。

2013年3月22日

個別でセラピーをしてくれるのですか?

個別のセラピーは会員以外にはしていませんでした。

その理由は、私たちはスポット的に個別の症状に対処する「対症療法的な手法」を採用しておらず、
むしろ、根本的にその人自身もしくはその人の人生そのものの修復を行っています。
当然、その修復の過程で個別の問題も解消するのです。

会員に対して行うのは、会員自身が自己の向上や苦悩を抜け出すエクササイズをする過程で
どうしてもスポット的に対処しなければいけない状態になったときのみ、行っているのです。

また、会員に対するサービスの一環として、私たちが持つあらゆるテクニックを投入した強力なセラピーも実施しています。
ちなみにこのセラピーはさまざまな苦悩に対応したものとなっています。
主には、催眠を使用したセラピーと急速にネガティブな感情を減少させるセラピーを行っています。
この方法は個人差もありますが、短期間でかなり効果があるとのメールもいただいています。

会員のための研究会の内容そのものもセラピーという側面を持っています。
たとえば脳の機能障害という、物理的な問題を解決することはできませんが、
精神的に何かしらの症状がある方もそれがない方も、
セミナーで学ぶ「思考との関わり」、「感情の処理」、「価値観や信念との関わり」、
「「私自身」に対する洞察」、「『価値』の発見とその実現」というものは、その根っこは同じであり、
これらを習得することによって、苦しみを作りにくい人になることができるのです。

研究会では、苦悩や悩みなどへの対処、しかも、あなたがこれまでに学んだことのない対処方法を身につけることができます。

私たちは誰でもそうですが悩みをなくすことはできません。
生きている限り悩みはあるからです。

しかし、

悩みや苦しみから短期間で抜け出す人を作る

ことは可能なのです。

近日中に急速にネガティブな感情を減少させるセラピーを会員外の人にも実施する予定です。

2013年3月18日

事実と思考や感情の分離などと聞くと、感情をなくすという意味に聞こえますが。

感情や思考はなくすことができません。
コントロールもできません。

たぶん、あなたはこれまで、思考や感情と戦ったり、抑圧したり、「これにはいい意味がある」とごまかしてみたり、
忘れようとしたり、ポジティブ思考を持とうとしたりするというコントロールをし続けてきたと思います。

でも、それらが効果あったかといえばどうでしょうか?
同じような状況に陥るたびに、同じことを繰り返すならば、それは効果はないというのではないですか?

「○○鍼灸院は非常にいいところですよ。胃が痛くなるとすぐに治してくれる。私はもう7年も通っています」 ということを聞いて、
それが治っているのですか、と言いたくなりますね。
むしろ、その鍼灸院に行くこと自体が問題を維持しているようにも見えるでしょう。

あるいは、感情や思考をコントロールできるのなら、どうして今、そんなに悩んでいるのですか?
という事実にどう答えるのでしょう。

確かに、コントロールは短期的にはホッとする効果があるのです。
だからこそ、手っ取り早くその方法を使うのですが、長期的には全く役に立っていません。

そもそも思考は、あなただけのものであり、思考は事実ではありません。
感情もそうです。
そして、それらがわき出てくるのも止められませんし、コントロールもできません。

けれど、私たちの研究会では、コントロールするというあなたがこれまでやってきた方法とは全く違う方法を身につけてもらいます。
感情や思考を否定する必要はどこにもありません。
むしろ感情や思考に巻き込まれて苦しむより、感情や思考との関わりを学ぶのです。

思考や感情は「あなた」ではありません。
「あなた」が持っているものにしか過ぎません。

しかし、多くの人は思考や感情と一体化してしまっています。
一体化することによって、多くのムダな苦しみが発生するのです。

私たちは、思考や感情をそのまま受け取るのではなく、それらをありのまま認め、それらと距離を持ちながら、
私たちにとって役立つ行動をしてゆくことを学ぶのです。

そうなると、どんな内容の思考や感情を持っていたとしても、その内容に振り回されず、
有益な行動をとることができるのです。

決して感情をなくしたり、「動じない心」をコントロールによって身につけるものでもないのです。

2013年3月15日

絶対に良くなる保証はあるのですか

ありませんし、あり得ません。

よく考えてください。
未来に対する絶対的な保証がなければ生きていけないなら、誰しも生きることは困難となります。
そして、あなた自身が何もせず、今たちまちにしてあなたから全ての苦悩を私たちが取り去るというものでもないのです。
それは魔法を求めていることと同じなのです。

そのようなものが存在するならば、人類はとうの昔に苦悩をすべてのものが克服していることでしょう。
魔法は求めている間は何かした気分になっていますが、現実は何も変わっていません。
つまり、辛い現実から逃避しているだけなのです。
むしろ、私たちはそのように考える思考があなたを苦しめ、今の現状を作り出していると認識し、それからの解放を学ぶのです。
それにより、多くの方が自ら改善をして行き、自分の人生を取り戻したという事実はお伝えできます。

何か新しいことをするとき、100パーセントの成功の保証、という不可能なことを自分や他人に要求して
結局は何もできないままでいる、そんなあなたこそが変化しなければいけないと思います。

新しいことは、常に不安とリスクが伴います。
なぜならこれまでやった経験がないからです。

しかし、これまでやってきたことは、新しいことを拒否し、さまざまな理由で現状を維持し、
今のあなたを存在させているのです。

変化を望みますか
今の状態を維持しますか

これはあなたの選択なのです。

2013年3月11日

最先端の心理学と言っていますが、一体それは何ですか?

私たちV.d.s.にはさまざまな専門家が集まっています。
そして、私たちの研究会で

  • ストレスと不安を軽くする
  • 自己破壊的な習慣や考え方から抜け出す
  • 薬や医師やカウンセリングに頼らない人を作る
  • 不安と自信喪失を克服する
  • 物理的に不可能なこと以外、何でもできる人を作る
  • あなたが本当に自分らしく生きてゆける、そんな人生を取り戻す
  • どんな絶望があったとしても、それでも活き活きと人生を歩む人を作る
  • 偽りの幸せでなく、本当の幸せを科学的手法で手に入れる

これらを実現するためのさまざまなエクササイズを行っています。

これは、認知行動療法を中心としているのですが、思考を書き換えたり、抑圧したりする第二世代(日本でいまだ主流となっている)ではなく、
思考は単なる思考として、感情は単なる感情としてあえてコントロールせず、思考や感情と距離を取りつつ、
行動をコントロールすることによって、自分にとって価値ある方向に人生を向けるという第三世代の認知行動療法がベースとなっています。

思考は単なる心の中の出来事であり、移ろいゆくものであるため、これらをあるがままに受け止めて、「今、ここ」に集中するのです。
また、思考は理由づけや評価といった働きで物事と同一化しやすいため、考えていることがあたかも事実のように感じられてしまうのです。
その考えが、不快と評価されたものであれば、それを取り除こうとかコントロールしよう、回避しようといった方法を一般的にとります。
しかし、実は、この方法こそが苦しみを深め、問題を維持する行動であるとするのです。

私たちは、どんな思考や感情を持ったとしても、それとは関係なく行動できる人作り、効果的に苦しみやさまざまな症状などに対してアプローチする方法を考え出しました。

さらに、ゲシュタルトセラピーやフォーカシング、催眠といった要素もふんだんに使用しています。
これら心理的技法の統合ともいえる方法です。

2013年3月4日

宗教団体ですか?

私たちは、いかなる宗教とも無縁です。
何かを拝んだり、何かを信仰したりしなさいと強制することはありません。

そもそも「信じる者だけに効果がある」というのは、信仰や宗教の世界であって、私たちはこのような考えとはほど遠いものです。
多くの苦しみは、固定観念、つまり「・・・に違いない」「・・・べきである」「・・・のはずである」「・・・ねばならない」という決めつけの思考でもって世界を眺めることから発生します。

私たちの姿勢は、個人的に信念や価値観などはいったん棚上げにして、決めつけない態度で世界をありのまま見てゆこうとするものです。
信じようが、信じまいが、現実は現実なのです。
現実をありのまま見つめることができる時、苦しみの原因がどこにあるのか、どうすればよいのかが分かるのです。

私たちは、それらを研究会のエクササイズで身につけてゆくことを行っています。

2013年3月3日

V.d.s.とはどんな意味があるのですか?

V.d.s.とは、ゲーテの「ファウスト」に出てくる言葉で、

Verweile doch, du bist so schön 時よ止まれ、お前は美しい」

の略です。

私たちのマインド(思考の働き)は、今にない時間や場所、
たとえば、すでに滅した過去や未だ来ていない未来、そして「ここ」ではない「あそこ」のことを考え、それを事実と信じて、感情やさまざまな身体症状まで発生させます。
ほとんどの苦しみは「今、ここ」にないものばかりなのです。
悩んでいる人を第三者として見てください。
その人には、今まさに「苦しみ」があり、それをありありと感じていますが、第三者はそれを観察することができません。
つまり、その人の頭の中では現実なのですが、他人にとっては現実ではないのです。
「今、ここ」この瞬間は、事実のみしかなく、それは「美しい」ものなのです。

「今、ここ」こそ、私たちのキーワードでもあることから、この言葉から団体の名称を考えました。

2013年3月1日