メンバー向けの研究会で使ったり、メンバーに配布したりする音源があります。
音源はそれぞれの研究会のテーマに合ったもので、たとえば「マインドフルネス」とか「思考を観察する」「感情を形にする」などです。
その音源の背景には、必ず次に示す技術が使われています。
こうすることにより、気が散るのを防ぎ、より深く集中できるようになります。
これらの技術は、私たちが発売している音源などにふんだんに使われています。
バイノーラルビート(Binaurl beats)は、左右の耳に少しだけ周波数の違う音を聞かせることによって、 選択的にα、β、θなどの脳波の状態にします。
普通なら何十年もかけて達する深い瞑想状態にすることができる音です。
これにより瞑想の効果を非常に高いものにします。
この技術を用いた安眠と爽やかな起床のためのベッドが、パナソニックとパイオニアから販売されていました。
ラジオのサーっというノイズなどによくあるあらゆる周波数が均一な強さで流れるノイズです。
赤ちゃんの安眠を誘う装置にも使用されていることがあります。
私たちの音源では、ホワイトノイズやピンクノイズ、ブラウンノイズを使用しています。
これは、周囲の雑音などから離れ、集中力を高めるために適しています。
さらに、このノイズを加工し、Bilateral化、Binaural化もしています。
Bilateralとは、交互に一定の速さで右脳と左脳を刺激する手法です。
この手法は、ABS(Alternating Bilateral Stimulation:両方(の脳)への交互刺激)手法とも呼ばれています。
人間の脳は、左右どちらかを使いがちですが、Bilateral手法によって、両方の脳を同時に協調して働かせることにより、脳は効率よく情報を処理できるのです。
Bilateral手法の効果は、EMDRと呼ばれる治療目的にも使用され、以下のいろいろな効果が期待されています。
■リラクゼーション
■集中力の向上
■ストレスの解消
■精神疲労からの回復
■不安感の軽減
■学習効率のアップ
■スポーツの大会や演奏会・試験など大事の場での実力発揮
■人や環境に対する適応力のアップ
■身体感覚(気づき)の向上
■イメージを視覚化する能力の拡大
ブザーのような断続的な音で、一定のリズムでパルス音を発生させることによって、集中力やくつろぎを得ることが自由にできます。
この技術は、下の図のようにモノトーン(一種類の音)を定期的に区切る方法です。
この音はバイノーラル音の欠点を補う、とても優れた方法です。
私たちの音源では、バイノーラルビートの効果を飛躍的に高めるため、アイソクロニック音を補助的に使用しています。