「愚かなサルども」と「ニューヒューマン」の違いについて教えてください

愚かなサルどもとニューヒューマンの違いは、彼らがどのように世界を捉え、行動しているかという点にあります。
1. 思考と現実の捉え方:
●愚かなサルども: 思考や感情に振り回され、それらを現実そのものと混同してしまっている状態です。
○例えば、不安や恐怖を感じると、それが事実であるかのように反応し、行動してしまいます。
○「こうあるべき」「こうでなければならない」という「べき思考」に囚われ、現状維持に固執します。
○他人の言動を自分の解釈で決めつけ、勝手に苦しみます。
●ニューヒューマン: 思考や感情は脳内で創り出されたものに過ぎず、現実とは異なることを理解しています。
○思考や感情に翻弄されず、「今、ここ」に意識を集中することで、ありのままの現実を受け入れることができます。
○「正しいか、間違っているか」ではなく、「役に立つか、立たないか」を基準に考え、行動します。
2. 「私」に対する考え方:
●愚かなサルども:「私」という自我に固執し、「私」中心の世界観を持っています。
○「私」の所有物、地位、名誉などに執着し、それらを失うことを恐れます。
○他者を「私」とは別の存在として認識し、対立や競争を生み出しやすい状態です。
●ニューヒューマン:「私」という感覚は幻想であり、実体ではないことを理解しています。
○身体も所有物も、素粒子の流れの中で一時的に存在しているに過ぎないことを認識し、「私」への執着から解放されています。
○万物の一体性を認識し、自己と他者、世界との調和を重視します。
3. 行動の特徴:
●愚かなサルども: 不安や恐怖に突き動かされ、問題を先延ばしにし、行動できないことが多いです。
○新しいことに対する抵抗が強く、現状維持を好みます。
○言い訳や自己正当化を繰り返し、責任転嫁をしがちです。
●ニューヒューマン: 思考や感情に支配されず、自分の「ライフ・バリュー」(人生における生きる目的)に基づいて行動します。
○「どうでもいい」という境地に至ることで、執着やこだわりから解放され、自由に行動することができます。
○「今、ここ」を大切に生き、行動することで未来を創造していきます。
4. 死に対する考え方:
●愚かなサルども: 死を恐れ、そこから目を背けようとします。
○死後の世界や魂の永遠性といった幻想に縋り、現実の死から逃れようとします。
●ニューヒューマン: 死は単なる状態の変化に過ぎないことを理解し、それを受け入れています。
○死を意識することで、今を生きることの大切さを実感し、「どうでもいい」という境地に至ります。
要約すると、愚かなサルどもは思考や感情、自我に囚われ、現状維持を好み、行動できない状態である一方、ニューヒューマンは科学的な視点で世界を捉え、思考や感情に翻弄されず、「ライフ・バリュー」に基づいて「今、ここ」を自由に生きる存在であると言えます。
あなたはどちらの生き方を望みますか?
2024年9月30日

毎日が苦しくて仕方ありません。どうすればいいですか。

毎日が苦しいと感じているのですね。その気持ち、よく分かります。
ホームページにもあるように、多くの人が同じように悩み、苦しんでいるのです。

では、どうすれば良いのか。私たちは、科学的な観点から苦しみをとらえなおし、「ニューヒューマン」と呼ばれる状態になるのです。
「ニューヒューマン」とは苦悩から解放された存在のことです。

そのために、以下の3点を理解することが重要です。
思考は妄想である
私たちは、自分の思考や感情を事実だと捉えがちですが、それは脳内で創り出された妄想に過ぎません。
特に、「こうあるべき」「こうでなければならない」という「べき思考」は、私たちを苦しめる大きな要因となっています。
大切なのは、「正しいか、間違っているか」ではなく、「役に立つか、立たないか」を基準に考えることです。
「私」は幻想である
「私」という感覚は、脳が作り出した幻想であり、実体ではありません。
身体や所有物も同様に、「私」の一部ではなく、素粒子の流れの中に一時的に存在しているに過ぎません。
この一体性を認識することで、世界や他人との間に本来境界線がないことに気づくことができます。
行動すること
苦悩から解放されるためには、思考や感情にとらわれず、行動することが重要です。
そのためには、「ライフ・バリュー」(人生における生きる目的)を設定し、それに基づいた行動をとることが有効です。
ライフ・バリューは、人それぞれ異なり、決して感情や思考ではなく、「今すぐ」できる行動なのです。
V.d.s.では、「ニューヒューマン」になるための具体的な方法として、**「デ・フュージョン」「マインドフルネス」「アクセプタンス」**などを紹介しています。
これらの方法を実践することで、思考や感情から距離を置き、ありのままの現実を受け入れることができます。
毎日が苦しいと感じているあなたは、もしかしたら「愚かなサルども」に支配されているのかもしれません。
彼らは、現状維持を好み、新しいことに対して抵抗を示します。
しかし、あなたは「ニューヒューマン」になることができるのです。
ホームページにある情報を参考に、ぜひ「ニューヒューマン」を目指してみてください。
2024年9月30日

何度も同じことを繰り返す、とブログで言っていますが、そうしてしまうのは仕方ないのではないですか?

では、あなたはどうしたいのでしょうか?

あなたがこれまでしてきたことを続けるならば、これまで手にしたものしか得られないでしょう!

つまり、これまでと違う結果を得るためには、これまでしてきたこととかなり違うことをする必要があるのです。
私たちのブログを読んだだけで、何かがすぐにできるわけではありません。

私たちのブログを読むと、たくさんの思考が囁くでしょう。
その内容は、どれも聞いたものばかりです。

「そんなことできるもんか」
「誰もがそんなことできない」
「そんなことできるなら、こんなに悩んでいない」

という、もっともらしい思考の言葉を信じるならば、あなたは聞違いなく、いつも手にしているものをあいかわらず手にしつづけるはずです。
なぜなら、いつも思考のこの言葉を聞き、つぶやき、そうして、同じことを繰り返してきたのですから。
「できない」のではなく、「しない」理由づけをそのまま信じてきたのですから。

何よりも、今のあなたがここにいる事実こそが、その証拠なのです。

感情や思考は、直接はコントロールできませんが、行動はコントロールできます。
覚えておいてほしいことがあります。
変化は怖いもので、同時に活力あふれるものでしょう。
変化にはある程度のリスクが伴うものです。
それでも、同じことをさらに続けるリスクのほうが、もっと恐ろしいものでしょう。
何か新しいものを手に入れるために、私たちはみな何か新しいことをする必要があります。

じつにシンプルなことです。

私たちはそのためのスキルを提供しているのです。

2013年5月5日

大阪だけでしか行われていないのですか?どうしても受けたいのですが、遠くて困っています。

現在のところ、セミナーなどは大阪(新大阪駅前)でしか行われていません。

また、セミナーで行われるエクササイズなどを通じて体験的に学ぶものですから、
テキストで学ぶとか、メールやスカイプや電話を使って教えるということも行っていません。

もし、出張を希望されるなら、一定の人数と場所などを用意してもらうことになります。
費用も交通費や宿泊費も含まれることとなりますので、相談に応じます。

2013年3月22日

個別でセラピーをしてくれるのですか?

個別のセラピーは会員以外にはしていませんでした。

その理由は、私たちはスポット的に個別の症状に対処する「対症療法的な手法」を採用しておらず、
むしろ、根本的にその人自身もしくはその人の人生そのものの修復を行っています。
当然、その修復の過程で個別の問題も解消するのです。

会員に対して行うのは、会員自身が自己の向上や苦悩を抜け出すエクササイズをする過程で
どうしてもスポット的に対処しなければいけない状態になったときのみ、行っているのです。

また、会員に対するサービスの一環として、私たちが持つあらゆるテクニックを投入した強力なセラピーも実施しています。
ちなみにこのセラピーはさまざまな苦悩に対応したものとなっています。
主には、催眠を使用したセラピーと急速にネガティブな感情を減少させるセラピーを行っています。
この方法は個人差もありますが、短期間でかなり効果があるとのメールもいただいています。

会員のための研究会の内容そのものもセラピーという側面を持っています。
たとえば脳の機能障害という、物理的な問題を解決することはできませんが、
精神的に何かしらの症状がある方もそれがない方も、
セミナーで学ぶ「思考との関わり」、「感情の処理」、「価値観や信念との関わり」、
「「私自身」に対する洞察」、「『価値』の発見とその実現」というものは、その根っこは同じであり、
これらを習得することによって、苦しみを作りにくい人になることができるのです。

研究会では、苦悩や悩みなどへの対処、しかも、あなたがこれまでに学んだことのない対処方法を身につけることができます。

私たちは誰でもそうですが悩みをなくすことはできません。
生きている限り悩みはあるからです。

しかし、

悩みや苦しみから短期間で抜け出す人を作る

ことは可能なのです。

近日中に急速にネガティブな感情を減少させるセラピーを会員外の人にも実施する予定です。

2013年3月18日

事実と思考や感情の分離などと聞くと、感情をなくすという意味に聞こえますが。

感情や思考はなくすことができません。
コントロールもできません。

たぶん、あなたはこれまで、思考や感情と戦ったり、抑圧したり、「これにはいい意味がある」とごまかしてみたり、
忘れようとしたり、ポジティブ思考を持とうとしたりするというコントロールをし続けてきたと思います。

でも、それらが効果あったかといえばどうでしょうか?
同じような状況に陥るたびに、同じことを繰り返すならば、それは効果はないというのではないですか?

「○○鍼灸院は非常にいいところですよ。胃が痛くなるとすぐに治してくれる。私はもう7年も通っています」 ということを聞いて、
それが治っているのですか、と言いたくなりますね。
むしろ、その鍼灸院に行くこと自体が問題を維持しているようにも見えるでしょう。

あるいは、感情や思考をコントロールできるのなら、どうして今、そんなに悩んでいるのですか?
という事実にどう答えるのでしょう。

確かに、コントロールは短期的にはホッとする効果があるのです。
だからこそ、手っ取り早くその方法を使うのですが、長期的には全く役に立っていません。

そもそも思考は、あなただけのものであり、思考は事実ではありません。
感情もそうです。
そして、それらがわき出てくるのも止められませんし、コントロールもできません。

けれど、私たちの研究会では、コントロールするというあなたがこれまでやってきた方法とは全く違う方法を身につけてもらいます。
感情や思考を否定する必要はどこにもありません。
むしろ感情や思考に巻き込まれて苦しむより、感情や思考との関わりを学ぶのです。

思考や感情は「あなた」ではありません。
「あなた」が持っているものにしか過ぎません。

しかし、多くの人は思考や感情と一体化してしまっています。
一体化することによって、多くのムダな苦しみが発生するのです。

私たちは、思考や感情をそのまま受け取るのではなく、それらをありのまま認め、それらと距離を持ちながら、
私たちにとって役立つ行動をしてゆくことを学ぶのです。

そうなると、どんな内容の思考や感情を持っていたとしても、その内容に振り回されず、
有益な行動をとることができるのです。

決して感情をなくしたり、「動じない心」をコントロールによって身につけるものでもないのです。

2013年3月15日

絶対に良くなる保証はあるのですか

ありませんし、あり得ません。

よく考えてください。
未来に対する絶対的な保証がなければ生きていけないなら、誰しも生きることは困難となります。
そして、あなた自身が何もせず、今たちまちにしてあなたから全ての苦悩を私たちが取り去るというものでもないのです。
それは魔法を求めていることと同じなのです。

そのようなものが存在するならば、人類はとうの昔に苦悩をすべてのものが克服していることでしょう。
魔法は求めている間は何かした気分になっていますが、現実は何も変わっていません。
つまり、辛い現実から逃避しているだけなのです。
むしろ、私たちはそのように考える思考があなたを苦しめ、今の現状を作り出していると認識し、それからの解放を学ぶのです。
それにより、多くの方が自ら改善をして行き、自分の人生を取り戻したという事実はお伝えできます。

何か新しいことをするとき、100パーセントの成功の保証、という不可能なことを自分や他人に要求して
結局は何もできないままでいる、そんなあなたこそが変化しなければいけないと思います。

新しいことは、常に不安とリスクが伴います。
なぜならこれまでやった経験がないからです。

しかし、これまでやってきたことは、新しいことを拒否し、さまざまな理由で現状を維持し、
今のあなたを存在させているのです。

変化を望みますか
今の状態を維持しますか

これはあなたの選択なのです。

2013年3月11日

最先端の心理学と言っていますが、一体それは何ですか?

私たちV.d.s.にはさまざまな専門家が集まっています。
そして、私たちの研究会で

  • ストレスと不安を軽くする
  • 自己破壊的な習慣や考え方から抜け出す
  • 薬や医師やカウンセリングに頼らない人を作る
  • 不安と自信喪失を克服する
  • 物理的に不可能なこと以外、何でもできる人を作る
  • あなたが本当に自分らしく生きてゆける、そんな人生を取り戻す
  • どんな絶望があったとしても、それでも活き活きと人生を歩む人を作る
  • 偽りの幸せでなく、本当の幸せを科学的手法で手に入れる

これらを実現するためのさまざまなエクササイズを行っています。

これは、認知行動療法を中心としているのですが、思考を書き換えたり、抑圧したりする第二世代(日本でいまだ主流となっている)ではなく、
思考は単なる思考として、感情は単なる感情としてあえてコントロールせず、思考や感情と距離を取りつつ、
行動をコントロールすることによって、自分にとって価値ある方向に人生を向けるという第三世代の認知行動療法がベースとなっています。

思考は単なる心の中の出来事であり、移ろいゆくものであるため、これらをあるがままに受け止めて、「今、ここ」に集中するのです。
また、思考は理由づけや評価といった働きで物事と同一化しやすいため、考えていることがあたかも事実のように感じられてしまうのです。
その考えが、不快と評価されたものであれば、それを取り除こうとかコントロールしよう、回避しようといった方法を一般的にとります。
しかし、実は、この方法こそが苦しみを深め、問題を維持する行動であるとするのです。

私たちは、どんな思考や感情を持ったとしても、それとは関係なく行動できる人作り、効果的に苦しみやさまざまな症状などに対してアプローチする方法を考え出しました。

さらに、ゲシュタルトセラピーやフォーカシング、催眠といった要素もふんだんに使用しています。
これら心理的技法の統合ともいえる方法です。

2013年3月4日

宗教団体ですか?

私たちは、いかなる宗教とも無縁です。
何かを拝んだり、何かを信仰したりしなさいと強制することはありません。

そもそも「信じる者だけに効果がある」というのは、信仰や宗教の世界であって、私たちはこのような考えとはほど遠いものです。
多くの苦しみは、固定観念、つまり「・・・に違いない」「・・・べきである」「・・・のはずである」「・・・ねばならない」という決めつけの思考でもって世界を眺めることから発生します。

私たちの姿勢は、個人的に信念や価値観などはいったん棚上げにして、決めつけない態度で世界をありのまま見てゆこうとするものです。
信じようが、信じまいが、現実は現実なのです。
現実をありのまま見つめることができる時、苦しみの原因がどこにあるのか、どうすればよいのかが分かるのです。

私たちは、それらを研究会のエクササイズで身につけてゆくことを行っています。

2013年3月3日

V.d.s.とはどんな意味があるのですか?

V.d.s.とは、ゲーテの「ファウスト」に出てくる言葉で、

Verweile doch, du bist so schön 時よ止まれ、お前は美しい」

の略です。

私たちのマインド(思考の働き)は、今にない時間や場所、
たとえば、すでに滅した過去や未だ来ていない未来、そして「ここ」ではない「あそこ」のことを考え、それを事実と信じて、感情やさまざまな身体症状まで発生させます。
ほとんどの苦しみは「今、ここ」にないものばかりなのです。
悩んでいる人を第三者として見てください。
その人には、今まさに「苦しみ」があり、それをありありと感じていますが、第三者はそれを観察することができません。
つまり、その人の頭の中では現実なのですが、他人にとっては現実ではないのです。
「今、ここ」この瞬間は、事実のみしかなく、それは「美しい」ものなのです。

「今、ここ」こそ、私たちのキーワードでもあることから、この言葉から団体の名称を考えました。

2013年3月1日