幸せとは何か?
あなたにとっての幸せは何でしょうか?
具体的に想像してみてください。
家族と笑顔で過ごす時間、大好きな趣味に没頭する時間、成果を出す仕事…など、人それぞれでしょう。
しかし、その背後には共通の要素があるのではないでしょうか。
それは、苦しみや悩みから解放されている状態、不快な思考や感情がないこと、日常的な苦労が少ないということ。
では、本当にそのような状態、つまり常に幸せである状態が現実に存在するのでしょうか?
人生の「四苦八苦」
人生には避けられない事実があります。
それは死ぬこと、老いること、病気になること、他人との別れ、そして目標や願望が叶わないこと。
これらは、仏教で言う「四苦八苦」です。
四苦八苦とは、生まれ、老い、病み、死ぬという四つの苦しみ(四苦)、そして愛する者と別れる、嫌な者と会う、求めるものが得られない、自分の身体や心が思うように操れないという四つの苦しみ(八苦)を指します。
例えば、あなたはアイスクリームが大好きで、お店に行ったとき、まさに目の前でアイスクリームが売り切れてしまったとします。
これは「求めるものが得られない」という八苦の一つです。
「苦痛」と「苦悩」
こうした「苦痛」は避けられない人生の一部で、誰もが経験します。
一方で、「苦悩」は、苦痛に対する私たちの反応や評価により生じるものです。
再びアイスクリームの例を続けますと、アイスクリームが売り切れてしまった事実そのものは「苦痛」であり、それに対して「なんで自分だけこんなことになるのか」と悩むのが「苦悩」です。
しかし、なぜ苦痛があるのに私たちは生き続け、健康に注意を払い、新たな人間関係を築くのでしょうか。
それは「アクセプタンス」すなわち、現実を受け入れる力があるからです。
現実を受け入れる力
苦痛を受け入れてそれに対処することは、人生の困難を現実のものとして受け入れて活き活きと人生を歩むことができる鍵となります。
雨の例えで説明しますと、雨が降っているという事実を受け入れない人は、雨の中で「雨は降ってはいけない」と叫び続けます。
しかし、雨を「降るもの」と受け入れ、それに対して傘をさすことで行動を選択すれば、雨は降っていますが、雨に濡れるという苦悩を回避できます。
現実を否認すると、それはさらなる苦痛を引き起こし、その結果、苦悩に変わります。
活き活きと人生を歩む
人生を活き活きと歩むとは、苦痛が人生に生まれた時からセットされている自分の一部であると理解し、そしてそれに出くわした時に抗うのではなく、ありのまま受け入れて、苦痛に対する行動を選択することです。
その行動は「自分の人生に役立つ」行動を選ぶことです。雨に濡れないためには、傘をさす、雨宿りする、雨具を着るといった、具体的な行動を選びます。
幸せへの道
幸せは、外部の状況や結果に依存するものではありません。それは、現実をどのように受け入れ、その中でどのように行動するかによって決まります。
苦痛を人生の一部として完全に受け入れること、そして苦痛によって生じる苦悩を手放すことができれば、私たちの人生はより豊かで、より満足感のあるものになります。
それは、自分の感情や経験を受け入れ、それに適切に対応することで達成できます。
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