苦痛と苦悩とともに踏み出す、新たな自分の発見

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人生には、望む望まないにかかわらず、苦痛がついて回ります。生きるということは、苦痛を伴うものであり、これは仏教では四苦八苦と呼ばれるものです。しかし、この苦痛というものは、避けて通ることができないものであり、人生の中であらかじめセットされているものです。

苦悩とは、苦痛を苦痛に感じる状態であり、苦痛自体よりも苦しい状態です。私たちが苦しむのは、苦痛があることではなく、苦痛を苦悩に変えてしまうことが原因です。

考えることや感情をコントロールすることは難しいことが多く、不安や恐怖もまたコントロールできないことがあります。しかし、コントロールできないものを無理にコントロールしようとすることは、かえって苦痛を増幅させてしまいます。では、どのようにすれば苦痛や苦悩に対処できるのでしょうか。

まず、思考や感情は事実とは別のものであることを理解しましょう。感情や思考は、実体のない頭の中の妄想にすぎません。どんなに恐ろしい考えや感情があっても、それは自分の頭の外には実体として存在していません。

次に、マインドフルネスを取り入れてみてください。マインドフルネスは、自分の感情や思考に意識を向けることで、その瞬間を生きる力を高める瞑想法です。この瞑想法を実践することで、自分の思考や感情を客観的に観察し、それにとらわれることなく、自分自身をコントロールする力を身につけることができます。

また、どんな思いや感情があっても、それとは別に行動できることを覚えましょう。行動は、思考や感情とは別にコントロールできます。自分自身をコントロールするのではなく、どんな思考や感情を持っていても、それらを自分の一部として完全に受容し、これらが妄想であると知りながら、それらに支配されずに行動する力を身につけることが大切です。

苦悩を乗り越えることを目指すのではなく、苦悩を自分の一部として完全に受け入れて、それと共存しながら生きることが重要です。苦悩の中をすり抜けていくことを学ぶことで、より強い自分になることができます。

不安を感じながらも、それを押しのけて勇敢に挑戦するのではなく、不安を持ちながら、それらとともに価値ある目的に向かって行動することが大切です。これにより、自分自身の成長や目標達成に繋がります。

【まとめ】

人生において、苦痛や苦悩は避けて通れないものです。しかし、それらを受け入れ、自分の一部として認めることで、その中で生きる力を身につけることができます。マインドフルネスを実践し、自分の感情や思考を客観的に観察することで、それらに支配されずに行動できる力を養いましょう。そして、不安や恐怖を抱えながらも、それらと共に価値ある目的に向かって進むことが、自分自身を成長させる鍵となります。

人生を豊かに過ごすためには、苦痛や苦悩を克服することを目指すのではなく、それらと共存しながら生きることが大切です。どんな困難があっても、自分自身を信じて前進し続けることで、人生をよりよいものにしていくことができるでしょう。

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2023年4月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master