

私たちはいいこと・悪いことを基準に考えたり、行動したりする
いいこと、悪いことといったものは、時代や文化によって変っている
岩を誰が見ても岩であるが、いいこと・悪いことについては時代や分野、あるいは人それぞれによって違う
これは、実体があるもの、つまり誰にでも観察、計測可能なものは、誰が何を言おうがモノとして存在するのである
しかし、脳内の思考や感情、衝動、記憶など(価値観や倫理観、道徳などを含む)は、第三者が観察したり計測したりすることができないものである
実体がないもの、つまりは存在しないものである
これは妄想と呼ばれるものである
いいことや悪いことのように、実体がない妄想に対しては何を言っても正しいし、間違いでもある
つまりはどうでもいいことである
もともとモノになんて意味なんかないのだから
私たちの多くはないもない平和時には、殺人は悪いこと、と信じているが、
戦争時や宗教間、イデオロギー間の争いでは殺人は肯定される
私たちの歴史はそんなことばかりだ
現生人類が誕生してから何十万年もこのようなことを繰り返してくると、それは正しい、間違いの問題ではなく、
人間そのものが動物として殺人を行うものとしての証明でもある
刑法第百九十九条には
人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する
と規定されているだけであって、殺す行為が「悪い」とは規定していない
罪を犯せば罰があるだけで、それがいいことでも悪いことでもない
殺すという行為があるだけである
行為そのものにはもともと意味なんてない
行為があるだけだ
人を殺すことにいいこと、悪いことという判断を与えるのは
私たちの脳内の活動の結果にしかすぎない
つまりは脳内にしかない妄想なのである
殺すという行為に対してある時は「悪い」という妄想を、ある時は「いいこと」という妄想を貼り付けて信じる
行為そのものは、ただそれだけでいいも悪いもないのに
私について言うと、犯罪によって捕まり自由が奪われると、役立たない行為だから犯罪をしないのであって、
悪いことという価値観で犯罪をしない訳ではない
いいことや悪いことを行為の基準とするのではなく、
自分にとって役立つか役立たないか
が行為の基準である
これを基準とすると、不必要な、本当に不必要な苦悩を減じることができる
倫理観、価値観などに強く縛られている人を見るといつもこう思う
妄想を妄想とは思わず、むしろそれを事実だと信じて疑わない人
と
私は病識のない患者を見る目でその人を見てしまい、そのように扱ってしまう
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