なぜ?より、どうすれば?

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ブリーフセラピーという言葉を聞いたことがある人も多いはずです。
「短期療法」とも呼ばれています。

原因の特定にこだわらない、「問題指向」ではなく「解決指向」の療法で、比較的短期に改善する療法がブリーフセラピーと呼ばれています。

ミルトン・エリクソンを源流とするセラピーがその代表格でもあります。

これまでは心の問題について、原因の特定や分析に時間を費やしすぎ、効果もあまり見られなかった精神分析や幼児体験によるトラウマ療法が中心でした。

でも、考えてもみてください、単なる仮説概念にしかすぎない「潜在意識」や「無意識」をあたかも事実であるかのように扱い、そこに何かしらの原因があるはずだと思い込み、それを治療するのはあまりにも科学的な手法とは言えないでしょう。
しかも、セラピストが「あなたの無意識にこんな原因がある」と決めつけたら最後、無意識にあると言われたのですから、言われたクライアントは反証不能に陥るのです。

クライアント「いや、そんなことはない」→セラピスト「無意識や潜在意識にあるからあなたには分からないんだ」と決めつけられるわけです。
何だか、ひどいものですね。

家が倒壊して助けを求めている人に、

どうして家が壊れたのか
家の構造はどうであったのか
なぜ、この人はこんな時間にここにいるのか
土地の地質はどうであったのか

そんなことを問うても仕方ないことです。

それに、原因は必ずしも特定できるものでもなく、特定したところでどうにもならないです。
原因は関係なく、問題もどうでもよく、むしろ問題というものは作られるもの、という発想が根底にあります。
誰だって、セラピストから「何についてお困りですか」と聞かれると、問題について考えはじめるのは当然です。
このように問題は作られてゆくのです。

「なぜ」という考えより「どうすれば」という考えを持つのです。

家の倒壊の話でいえば、家を分析したり、倒壊の原因を調べることより、今、助けを求めている人に対して、助けること、そしてこれからの治療を受けさせることが大切なことでしょう。
ブリーフセラピーはたとえでいうと、このような解決指向型のものなのです。

ブリーフセラピーには3つの大原則があります。

① もしうまくいっているなら、変えようとするな。
② もし一度やって、うまくいったのなら、またそれをせよ。
③ もしうまくいっていないのなら、なんでもいいから違うことをせよ。

あなたが何かに苦しんでいる時、同じことをやり続けて苦しむ必要はないのです。
そうであるならば、これまでの対処法とは違ってことをする、というのが大切なこととなります。

私たちは、このようなブリーフセラピーの考えを基本に、コーチングやセラピーなどを行っています。

「なぜ、こうなったのか」より「どうすれば解決するのか」それを一緒に考えてゆきましょう。

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