ああ・・・エリクソン先生

milton-erickson

私ごとで申し訳ないです。

幼い頃から、言葉の魔術について自分なりに本を読み、それを実生活で使ってきました。

不思議ですよね。
言葉というものは。

単なる「音」にすぎないものが、人を感動させ、絶望させ、考え方を変容させ、安心させるのは、どう見ても魔術にしか見えません。

私は、雄弁家と呼ばれる人たちの演説のやり方、原稿をなどを研究してきました。
どうしたら、こんなふうにできるのかと。

そして、心理学を学ぶようになって出会ったのが、精神科医であり催眠家でもあったミルトン・エリクソン。

彼の行った方法は、現在ではエリクソン催眠と呼ばれる名称で知られています。
これは、一連の言語や非言語(身振り、声の大きさ、速さ、表情、目線など)を使ってトランスに誘導する方法です。
トランスに誘導し、必要な暗示を与えるのです。

立てない、好きになる、ものを忘れるという催眠現象を目的とするのではありません。
言葉や非言語を駆使してトランスに誘導しそこで暗示を与えてゆくやり方、あるいは相手の思考や感情、行動に影響を与えるやり方です。
しかし、古典催眠のように、派手で儀式的なやり方ではなく、すこぶる地味なものです。
地味であるからこそ、相手に知られずに日常会話、日常生活でもパワフルに使うことができるのです。

みなさんも、イエスセットやノーセット、メタファ、「~かもしれない」に代表される許容語、ペーシングなどという言葉を聞けば分かる人もいるかもしれません。

よく誤解されているのですが、イエスセットそのものを使ったからといって何かが起きるわけではありません。

会話の流れの中で適切に使うからこそ、効果があるのです。

これらの技法は、調味料のようなもので、単体では全く役に立ちません。

調味料そのものを料理のように偽って、「これを使うと、あらら、不思議。人は思いのまま」というような宣伝をしている人がいますが、そんなことはあり得ません。

相手をこちらに望む方向に誘導する(料理)ための技法(調味料)なのです。
どんな料理を作るか、それは作り手の調味料の組み合わせのうまさによります。

たかだか言葉や非言語を効果的に使うだけで、人はいとも簡単に誘導されうるのです。

今日も、私の本職の中でその効果を最大限に生かしました。

私の仕事の中にはさまざまな交渉があります。

今日も相手方の代表者と弁護士3人、その他2人合計6人を相手の交渉がありました。
相手方は、こちらを攻撃し、隙あらば訴えるつもりで弁護士たちを連れてきているのです。
たぶん、会話も録音されているでしょう。
少しでも動くと張り詰めた空気で皮膚が切れそうな、そんな雰囲気です。

しくじると、我が身に大変なことが起きる可能性はあります。

さあ、私の出番です。(^o^)

こんな『ゲーム』は大好きなのです。
まさに、私が学び、教えてきた技術を投入するチャンスなのです。

エリクソン催眠やエリクソン的技法はどこで練習したらいいのですか、とよく聞かれます。
私の答えはいつも同じです。

『日常生活です』

次回に続く・・・

近いうちに、日常生活で利用できるエリクソン的技法やコールドリーディングなどの講座もする予定です。

きっと役立つはずです。

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