心理技術としてのマインドコントロール

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洗脳やマインドコントロールというとネガティブなイメージしかありませんね。
けれど、どこか人の心をくすぐるのも事実なのです。

なぜか。

人は簡単にはコントロールできないからです。
簡単にはコントロールできないと言うことを知っているからこそ、その夢を求めているのです。

いえ、正確に言うと、一時的にコントロールすることは日常で頻繁には行われています。
たとえば、セールスやCMなどです。
あるいは、泣いたり騒いだり、困らせたりして人をコントロールもしていますね。

けれど、多くの人が洗脳やマインドコントロールに求めているのは、このような一時的なものではなく、価値観や信念すらコントロールする、というものでしょう。
いわゆる「意のまま」というやつです。

そしてそれがいとも簡単に可能であるとして、洗脳やマインドコントロール関連本が多く出版されているのです。
催眠もその範疇に入るかもしれませんね。

気を送ったり、念力を使ったり・・・いわゆる何もせず、思うだけ、イメージするだけ、特殊な呼吸をするだけで洗脳やマインドコントロールができるはずがないことは、体験的に分かっているでしょう。

そんなことが可能なら、人類の歴史の中で数多く誕生した独裁者が叶えているはずでしょう?

バカげていると思いながらでも、それでも引っかかってしまう「オレオレ詐欺」と同じようなものかもしれません。
むしろ、そのような方法で可能であると信じている人の心理こそ、マインドコントロールの研究対象なのです。

魔法は存在しません。

ですから、このような「魔法」は全くの無害ですから、考慮する必要はありません。

一方で、カルトやネットワークビジネスなどで「まるで人が変わったかのように行動し、何かを信じている人たち」がいるのも事実です。

ということは、やはり、そのような魔法があるのではないか・・・と思いますよね。

魔法ではありませんが、心理学のさまざまなテクニックを利用すれば、人は私たちが思う以上にいとも簡単に価値観や信念を変えてしまうことがあります。
私を含め人間とは、このように脆弱な存在でもあるのです。

一般に、洗脳は強制力、暴力、拘禁が伴い、恐怖によって支配されている時だけは、行動は変化しますが、価値観や信念の変容を伴うことは少なく、その支配を逃れると、元に戻るものです。

尼崎連続変死事件がその例かもしれません。
首謀者が捕まったり、亡くなったりすると、元に戻ってしまうのです。

一方、マインドコントロールとは、あたかも自分が自由に選択したように思わせ、自分で行動したかのように信じさせる技術です。
つまり、その人の価値観や信念の変容を伴い、強制力も暴力もなく、あたかも自分の意思で選択したかのように行動し、判断するのです。

周りから見てどんなに滑稽であったとしても、

「私たちは正しいんだ。それを理解しない人こそ、私たちの幸せをねたんでいるのだ。そんな人とは付き合わないぞ。もっと優れた同じ信仰を持った人と付き合うぞ」

と振る舞っている人たちです。

説得すればするほど、頑なになり、被害者意識やゆがんだ優越感が顔を出し、攻撃的になり、ますますのめり込んでしまうのです。

ここまで来れば何を言っても無駄なのです。

さて、人をこのように変容させるマインドコントロール技術は、純粋に心理学的なものです。

それは、魔法が叶えるのではなく、心理的技術によって可能となります。

「仕組み」を知ることは、知らないうちに「仕掛け」にかからないことでもあるし、その「仕組み」を使うことでもあるのです。

マインドコントロール技術は、包丁のようなもので、その技術そのものは正しいも悪いもありません。
美味しい料理を作ることもできれば、人を刺すことにも使うことができます。

それは使う人の意思によるものです。

これまでは「悪い企み」として限られた人たちに対してセミナー形式で公開していました。
それをより整理して、実践的に何らかの形で紹介しようと計画しています。

優れたカウンセラーやリーダーになるか、カルトの教祖や霊感ビジネスを展開するか、それはこのテクニックの使い方しだいなのです。

私たちは、タブーを設けることなく、真摯に研究を続けていきたいと思っています。

人生と心の自由を手に入れるために。

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