私達の多くはトラップ(罠)にかかっています。
あまりにも当たり前すぎて、それのどこが問題かすら分からないものです。
それは
苦悩や問題を取り除かない限り、幸せになれない
という考え方です。
苦悩や限界などがあれば、それを取り除こうとするのが、マインドの問題解決作用です。
これは、『皮膚の外の世界』(つまり現実の世界)では、有効な問題解決作用です。
モノが壊れれば修理や交換、新しいものに入れ替えたりします。
しかし、マインドの持つ問題解決作用を『皮膚の内の世界』(心の中のこと。たとえば思考や感情など)に適用すると、問題が解決するどころか、それが維持され、多くの場合悪化するのは、あなた方の体験で明らかでしょう。
確かにつかの間はホッとしたり安心しますが、それの代償として、同じことの繰り返しや生活や人生に対する制限を受け取るのです。
これは、心の中の出来事は、コントロールできないという事実に基づきます。
そして、苦痛は望まなくても独りでにやってくるものであり、人生や生活の至る所にそれらはあります。
避けることができないものなのです。
みなさんは、苦痛は嫌だ、というかも知れません。
では、私はみなさんに問いましょう。
死ぬと分かっているのにどうして生きているのですか?
分かれると分かっているのにどうして人と知り合ったり、結婚したり、仲良くなるのですか?
病気になると分かっているのに、どうして健康を維持しようとするのですか?
つまり、生きていることそのものの中に必ず苦痛は含まれているのです。
私たちは、
変えられないものを受け入れる心の平静を、
変えられるものを変える勇気を、
そして、変えられるものと変えられないものの違いを知るための知恵を
培うのです。
苦悩や問題を取り除く必要はありません。
むしろ、
苦悩のある無しに関わらず、“ライフ・ヴァリュー(=自分が人生で大切にしたいこと)”に基づく生き方が出来れば、活き活きとした人生を送ることができる
ことを目標としています。
幸せというものは、気持ちよくなることでもなく、苦悩がなくなるというものでもないのです。
そもそもそんなものははじめからないし、これまであったこともないし、これからもないものです。
どんな苦痛があったとしても、それでも歩みたい人生を歩む
最高の人生ではないですか