先に与えた方が勝ち

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人はいつでも、自分の意志で合理的に行動していると信じています。

いや、信じたいのかもしれません。

こんな状況はどうですか?

たとえば、店頭での「味見」は?
たくさん味見を勧められて、それに応じた場合、その商品を買わないと悪い気はしないでしょうか?

いや、そんな気がしてもそれでも自分の意志を貫徹する、という人もいるかもしれません。
すでにその時点で「ここまでしてくれる店員には申し訳ないが」という心理が働いているのです。

人は相手にだけ得をさせると、ずるいとか損をした思いになりやすいものです。
逆に、自分だけ得をすると、相手に対して悪いと思いやすく、罪悪感を感じてしまうものてす。

そうなるとどうするかと言えば、自分がもたらした相手の不満を解消させたり、罪悪感の気持ちから逃れようとして、人は自動的に相手の要請に応えるというような行動に出やすいものなのです。

たとえば、こんな場合はどうでしょうか?

1.この仕事を1週間で仕上げてください。1週間後に1万円を渡します。
2.今、1万円を渡します。1週間後にこの仕事を仕上げてください。

たぶん、2の方が強くプレッシャーを感じるはずです。

実は、これらの心理的作用を「返報性の原理」というのです。

つまり、相手にさせたいことがあるなら、普通なら断られるようなことでも、先に何かを与えてしまったほうがいいのです。
そうすると、相手は「負い目」を感じることになります。
そして、その「負い目」を解消しようと、こちらが意図することをしようと行動するのです。

いろいろなものがあります。

プレゼント交換、賄賂、挨拶などなどです。

人は、他人や社会からの影響を受けずに考え、行動することはあり得ません。

もし、みなさんがこんな人の行動の原理を知って、それを応用するとすれば、できることが格段に増えるのではないですか?

いや、それ以前に、日常生活を振り返ると自分自身が、どれほど影響を受け、それがさも自分の意志決定であるかのように勘違いしていることが多いことに気がつくかもしれません。

心理学を日常生活に徹底的に応用すると、一体あなたはどうなるでしょうか?

対人関係は?
望んでいる夢は?
今ある苦しみや不安や恐怖、パニックなどは?
言葉のトリックや人が持つ思い込みに気がついたらあなたはどう利用しますか?

きっと、「魔法使い」のように見えるでしょう。

何よりも、なりたい自分に、なることができるでしょう。

近いうちに、日常生活で利用できるエリクソン的技法やコールドリーディングなどの講座もする予定です。

きっと役立つはずです。

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