モチベーションを維持する、ということはよく言われています。
モチベーションを維持するためにはどうすればよいのか、どうセルフイメージを持てばいいのか、どう振る舞えばいいのか、その方法がいろんな本にも書かれていますし、セミナーでも教えられています。
けれど、よく考えてみると、「維持しなければならない」と考えるその時点で、そもそも『それは本当にあなたがやりたいことですか』と思いませんか?
エリクソン催眠では、よく「頑張って立ってみてください」「頑張って、力を入れて手を下ろしてみてください」という言い方をします。
立ったり、手を下ろすのに、本来は頑張る必要なんてないのです。
つまり「頑張って~してください」ということは、間接的に「あなたは~ができない」と言っているのと同じです。
ですから、催眠中に「頑張って立ってみてください」と言われると、「あなたは立てない」と言われているのと同じですから、立てなくなるのです。
実際に私の催眠でもでもよく見せている技でもあるのです。
本来、あることを成し遂げるために、モチベーションを維持するということを考えるときはどうでしょう?
そこには、モチベーションを維持できない自分がいるからこそ、維持しなければならないと考えているわけですから、維持するために途方もない努力を行ってしまう場合があるのです。
目的はモチベーションの維持なのでしょうか?
そうではなく、それが好きだから行うものであるはずです。
こう考えると、やはり、それはあなたが本当にやりたいことなのですか?
スケートをする場合、失敗してはいけない、スケートは続けなければならない、そのためにモチベーションが必要だ、上手く滑るんだと考えながらそうしても、上手くいく可能性は少ないでしょう。
何よりも、スケートすること自体が嫌になるでしょう。
スケートが好きであれば、ものすごく努力することもあるでしょうし、転んだり、場合によってはそれによってケガしたり、無様な姿をさらしたり、それでもそれらを含めて、スケートが好きだから続けることができるのです。
モチベーションを維持することとは何の関係もないのです。
もし、何か叶えたいものがあって、そして、それが自分にとって本当にやりたいことであるならば、本来の楽しみとは関係のない苦行を自らに課する必要はないのです。
モチベーションが必要だ、という言葉はストイックなように聞こえて心地がいいですが、よく考えてください。
それはあなたが本当にやりたいことですか?
何かをする前に、モチベーションの維持を考えるならば、それはすでに、そのことを達成することにブレーキをかけてしまっているのです。
人生の中で本当にやりたいことをする、それを「価値に基づいた生き方」と言います。
あなたが本当にやりたいこと(=「価値」)は何ですか?
それを一緒に発見しませんか?
それはあなた自身を知る、ということでもあるのです。
