今、この映画を見ても興味深いところが多いです。
「催眠で殺人ができるか」
つまりは、「催眠で人をどこまで操ることができるか」という、催眠に興味がある人なら必ず妄想するテーマです。
ショー催眠では、最初に
「催眠でその人の道徳や価値観に反することはできません。犯罪をさせることはできません」
と説明がありますし、さまざまな催眠関係の本にも書いています。
そう言わないと、みんな怖がるからです。
これについては、いくつもの実験が行われています。
結論は、『よく分からない』というものです。
というのは、どのような暗示を与えるかによって、それは可能となるからです。
「服を脱ぎなさい」
「人を刺しなさい」
という直接的な暗示なら、ほとんどの人はそれに従うことはないでしょう。
少しだけ考えてみてください。
あなたが人を刺さざるを得ない、あるいは刺したいという状況は全くないですか?
つまりは、その人が持っている信念や価値観、道徳観などのビリーフを変容させてしまうことができれば、簡単にそれは行われてしまいます。
先の実験でも、そのような状況下を暗示で作り出し、かつ、被験者がそれを受け入れる時、実験は成功したのです。
催眠だけで、このようなことが可能とはなりませんが、催眠的な手法を使って、ビリーフをいかに変容させるかというところに焦点を置くと、それは可能となります。
「Conquest of Mind 催眠研究会」では、こんな研究を行っています。
