最近は、都会の雑踏の中で具合が悪くなって苦しんでも、誰も助けようとはしない傾向が増えてきましたね。
もし、自分がそんな事態に陥ったらどうするだろうと考えてみました。
あなたならどうしますか?
こんな実験があるのです。
あるビーチで、カメラの入ったカバンをわざと置き去りにしました。
もちろん、周りにはたくさんの人がいます。
しばらくすると、怪しげな男(実験のサクラ)が現れて、カバンを開けてカメラを盗み出しました。
しかし・・・周りにいた誰もがそれをとがめることはなかったのです。
次に、カバンを置いてその場所を離れる時、周りの人たちに、「ここにカバンがあって大切なカメラがあるから、見張っていてくれ」と頼みました。
またもや、怪しげな男が・・・
今度は、盗もうとしたところを周囲の人に取り押さえられてしまいました。
状況は何も変わっていないのにです。
ただ違うことは「見張ってくれ」ということを周りの人たちに与えたことなのです。
このように、人は、役割を与えられると、それを実行しようとします。
では、都会の雑踏の中で具合が悪くなって苦しんだ時、
「助けてくれ」
だけではなかなか人は助けてくれません。
面倒なことに関わり合いたくはないからです。
ではどうしたらいいのか・・・
役割を与えたらいいのです。
「ほら、そこの赤いシャツ着て、手に携帯を持った人!!苦しいから助けてくれ」
と具体的に人を指定して、助けを求めるといいのです。
もちろん、それでも無視する人はいるかもしれませんが、助けてくれる確率はぐんと伸びるはずです。
人の習性というものは、なかなかおもしろいものです。
