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幽霊の正体
夜歩いていて、目の前の漆黒の闇の中で、
「ガサッ!」
と音がしたら、多くの人は驚くでしょう。
なぜ驚くのでしょうか。
たぶん、それは何がいるのか分からないからなのです。
未知のものに対しては、それが分からないが故に、さまざまに考え、想像し、ついには、恐ろしいモンスターを生み出します。
そう、
「あなたの頭の中に」
みなさんも知っているこんなことわざがあります。
幽霊の正体見たり枯れ尾花
幽霊の正体見たり枯れ尾花とは、恐怖心や疑いの気持ちがあると、何でもないものまで恐ろしいものに見えることのたとえ。また、恐ろしいと思っていたものも、正体を知ると何でもなくなるということのたとえ。
http://kotowaza-allguide.com/yu/yuureinosyoutai.html
ここで分かることは、未知のものが未知でなくなったとき、それに対処ができるということです。
何かあったとき、あるいはこれから歩み出そうとするとき、未知のものに対して怖れるのではなく、それが何ものかしっかりと把握した上で歩いたり、対応したりしましょう。
このことは、影で密かに行われている企みなどにも有効です。
企みにおけるさまざまな策動は、真偽の別が分からず、人に対して「ネガティブなイメージ」を植え付ける作用やその内容が未知であるがために、「得体の知れないすごい何か」と勘違いしてしまいがちです。
それに対する対処法は、光を当てることです。
そうすると、闇も策動も白日の下にさらされます。
幽霊の正体見たり枯れ尾花
【人生の自由を取り戻す V.d.s.】
さまざまな特典のあるメルマガ会員募集中です。
多くのセミナーや研究会、セラピーも行っています。
科学に裏付けのある効果的なものを目指しています。
心理療法、催眠、マインドコントロールなど厳選した膨大な書籍やDVD、催眠用の小道具などはこちら
きっと役立つものがあるはずです
https://v-d-s.net/?page_id=6584
【Word of Black Art】
城咲梁の催眠、心理学関係のページ
http://sirosaki777.jimdo.com
マインドコントロールテキスト
http://www5a.biglobe.ne.jp/~macht/mc12/index.html
将棋???
みなさん、将棋は知っていると思います。
将棋に必要なものは、将棋盤、駒、棋士です。
棋士が駒を進め、相手の駒を取ったり、取った駒を自分に補充したりして、最終的に相手の王将を取ってしまえば勝ちです。
こんな将棋はどうでしょうか。
駒の色は青、一方の駒の色は黒。
そして、青い駒は、幸せ、安心、正しいなどあなたがポジティブと評価した思考や感情です。
黒い駒は、不安、恐怖、無価値感、間違いなど、あなたがネガティブと評価した思考や感情です。
たぶん、あなたは、ネガティブな駒に勝つため、さまざまな作戦で青い駒を進め、ネガティブな黒い駒を排除しようとしているでしょう。
時には、黒い駒に圧倒され、危うく青い王を取られそうになることもあったかもしれません。
しかし、青い駒も負けてはいません。
なぜなら、負けてしまうと、人生そのものが終わってしまうような恐怖があるからです。
そうやって、必死で挽回し、黒い駒の王を取るところまで攻め込んだこともあるでしょう。
しかし、この将棋、普通のものと違って不思議なことがあるのです。
青い王も取られることはないし、黒い王も取ることはできないのです。
そうやって、この苦しい勝負は永遠に続くのです。
さて、この戦いが続いているとき、あなたはどこにいるのでしょう。
青い側の棋士として、さまざまなポジティブな駒を操って(コントロールして)いるのでしょうか。
それとも、青い駒自体として(思考や感情と一体化して)、直接に黒い駒と戦っているのでしょうか。
あなたが青い駒や青い駒を操る棋士であるとき、一体、黒い駒や黒い駒の棋士は誰でしょう?
もう分かりましたね?
実は、駒や棋士は青も黒もあなた自身なのです。
あなた自身が持つ思考や感情が、戦い続けているのです。
つまり、あなたがあなたと戦っているだけなのです。
そして、あなたが生き続けている限り、勝敗なんてものはないのです。
これが、「王を取られることもない」し「永遠に戦いが続く」ということでもあるのです。
しかし、あなたが青い駒や青い棋士が勝たなくてはならないと思うと、戦いは始まるのです。
あなたが戦いの当事者として、勝ち負けのない戦いのみが続くのです。
ここで視点を変えましょう。
本当のあなたが、将棋盤だったらどうでしょう?
将棋盤は青い駒も、黒い駒もすべて乗せています。
そして、駒同士が戦ったとしても、将棋盤は勝敗とは全く関係がありません。
将棋盤はさまざまな駒を乗っけて、駒の勝敗や動きとは関わりなく存在しています。
もし、あなたがさまざまな思考や感情との戦いやコントロールをやめて、どんな感情や思考が出てこようとも、将棋盤に駒が乗っているように、それらの思考や感情を持っているだけの存在ならどうでしょう?
喜びも悲しみも、愛も憎しみも、それらは単なる思考や感情です。
駒として当事者になるのではなく、すべての駒の容れ物として、そして、駒の動きや勝敗や駒の数とは関係なく行動できるとしたら、たとえ苦悩があったとしても、戦うことなく、巻き込まれることなく、逃げ出すことなく行動できると思いませんか?
私たちは、そんな視点から、スキルを磨くことを行っています。
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代償を支払う
さまざまな感情が自分の中に発生します。
そして、それらの感情に「悪い」「間違い」「不快だ」「ネガティブだ」というレッテルを貼ると、それらを取り去ろうとします。
これは、心の外の世界の出来事では「役に立つ方法」なのです。
つまり、モノが壊れたら修理する、取り替える、あるいは、細菌に冒されたら薬で退治する、これらは当たり前のことです。
しかし、心の中の出来事は、これらの普段はこの「役に立つ」方法がほとんど有効ではないのです。
嫌な気持ちを取り去ろう、そうして自分の一部である嫌な気持ちを取り去った人がいるでしょうか?
ほとんどの人が、考えないようにする、別なことをする、ポジティブに意味づける、思い出すものすべてを避ける・・・という回避方法をとっています。
「赤い象を考えるな」とか「地上500メートルの絶壁から命綱なしに覗いてみてほんの少しも恐怖を感じるな」と指示されると、ますますそれにとらわれるでしょう。
「嫌いな人を無視しよう」と決心して、そうしたとしましょう。
それをやり続けるには、「嫌いな人」が常にどこにいるのか、それを把握しないと無視はできません。
「嫌いな人」がどんな行動や発言をするのか、それを意識していないと、その行動や発言に対して反応してしまう自分を抑えることができなくなります。
無視するということは、実は、非常に意識していることであるのです。
でなければ無視できないですから。
本当に無視して関係ない人であれば、その人が何をしようが関係ないはずです。
その人とも平気で話ができますし、行動もできます。
『本当にどうでもいいとするならば』
しかし、どうでもいい、といいながら本当はどうでもいいことなんて少しもないのです。
このように回避しようとすればするほどとらわれてゆくのです。
大切なことは、
「すべて頭の中の出来事」
にしかすぎないのです。
心の中の出来事なんてコントロール出来っこないことは体験的に分かっているにもかかわらず、お手軽に「何か魔法はないか」と同じことを繰り返しています。
これが実はますます回避を強化する悪循環を維持していることに気がついてもらいたいのです。
ここで言う「赤い象」や「絶壁」があなたにとって「辛い感情」であったとするならば、まさにあなたは「考えないように」「意味づけを変えよう」などという対処法をとっているのです。
一時的にはその対処法は功を奏しますが、長期的に見たら同じことを繰り返しています。
もっと恐ろしいのは、あるものをいったん不快と評価するとそれに類似したもの、それを思い起こさせる全く関係がないものにまで回避の対象が広がることです。
回避した場合、もちろん人生で影響がない場合もありますが、多くの場合、回避することにより、生活や人生に柔軟性がなくなってしまいます。
たとえば、何かのきっかけで異性恐怖になったとしましょう。
本来は、その特定の対象(個人)に対して恐怖を覚えたはずです。
ところが「異性一般」が怖くなり、ついには異性を憎んだり、恐怖を覚えたりして、異性との関わりを避けようとします。
そうすると、生活や人生のあらゆる状況で回避しようとします。
しかし現実は、生きていると異性との関わりは避けることはできません。
しかも、恐ろしいことに現実に異性が目の前にいなくても、思ったり、本を読んだり、ドラマを見たり、そうするだけでも恐怖が出てくるのです。
つまり、異性が現実に目の前にいてもいなくても、苦悩は続き、それを避けることに生活や人生を費やすのです。
「いや、私はそんなものがいなくても大丈夫」
と意味づけを変えて回避しようとするかもしれません。
では、本当に大丈夫なら、どうしてそんなに苦しむのでしょうか。
どうして避けなければいけないのでしょうか。
本当に関係がなく、どうでもいいものであるならば、異性がいてもいなくても、それそのものが苦悩の対象となることはないでしょう?
実は、それが本当に大切であるからこそ、それができない自分そのものに苦悩が発生するのです。
この苦悩は、外の世界には存在せず、頭の中だけの出来事です。
このように、回避することによって苦悩が発生するならば、
必死で意味づけを変えたり、避けたり、思い出さないように努力したりする回避のための時間や努力や疲れ、
何よりも、そのための生活や人生の柔軟性がなくなるという、
代償を支払っているのです。
ここまで読んで、何人かの人は、
「おまえはその辛さが分からないからこんなこといえるのだ」
と反論する人もいるでしょう。(実際に何人かいました)
でも、いつもこう言うのです。
私を論破したり、批判して、それであなたの何かが変わり、苦悩から抜け出すのですか、と。
何があなたを動揺させたのですか?
何をそうやって守ろうとしているのですか?
と。
さて、どうやればよいのか、それについては簡単な原理と方法(たぶんみなさんは知っているはずですが)を明日のメルマガで紹介したいと思います。
驚くほどシンプルなものです。
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ニーバーの祈り
アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーの詩
『変えることができるものについて、それを変えるだけの勇気を我らに与えたまえ。
変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものと、識別する知恵を与えたまえ。』
というものがあります。
この詩は、ニーバーの祈りともいわれ、薬物依存症や神経症の克服を支援するプログラム「12段階のプログラム」Twelve-Step programによって採用され、広く知られるようになったものです。
この詩には、非常に重要なことが書かれてあります。
それは、人が苦悩にもがいてる多くの場合、実は、変えることができないものを変えようとしている、ということです。
変えることができないものは、どう頑張っても変えることができないのです。
例えば、すでに起きてしまった現実について、いくらそれを思考で否定しようとも現実は否定できません。
ある人から、悪口を言われたとしましょう。
あなたはその悪口を聞いて腹が立ちます。
どうして腹が立ったのか、思考の中を覗いてみると、
人は私の悪口を言うべきではない
というマイルールが頭の中に存在してることがわかると思います。
このマイルールというのは前回も述べたように、
ねばならない
してはいけない
べきである
べきでない
などに代表される「べき思考」から成り立っています。
このマイルールが破られると、腹が立ちます。
では、
人は私の悪口を言うべきではない
これは本当に正しいことでしょうか。
もし、これが正しいとすれば、あなたはその人になり代わって、その人が何を言うべきか、何をすべきか、何を考えるべきかについてすべてを支配することが出来るということになります。
こんなことは事実上、不可能なことなのです。
あなたが頭の中で、どんなマイルールを持っていたとしても、他人が何をするか、何を考えるか、何を言うかは他人の自由です。
つまり、あなたの頭の中のマイルールで他人を支配できないのです
人はあなたの意思とは関係なく、行動し、思考し、感情を持つのです。
他人があなたの悪口を言ってしまったとき、すでに悪口を言ってしまった現実があるわけですから、それを、「悪口を言うべきでない」と否定しても全く意味がないことです。
あなたの悪口を言ってしまったという現実を、マイルールである「べきでない」という思考でいくら否定しても現実を否定することはできません。
これはすでに起きてしまった変えることができないものを、思考のみで否定(変えよう)しようとすることです。
変えることができないものを、変えようとするとき、必ず苦悩があります。
私は、ずっと以前から言い続けているのですが、思考や感情はコントロールはできません。
コントロールできないもの、つまり変えることができないものを、コントロールしようとするとき、そこには苦悩が発生します。
ではどうすればいいのか、
ニーバーの祈りのように、変えることができないものを変えようとせず、ありのままその現実を受け入れるということです。
思考や感情は、放っておいても発生するものです。
それらと戦おうとすればするほど、それらを忘れようとすればするほど、ますますとらわれるものについては、発生しては消えてゆく単なる思考や感情としてそれをそのまま受け入れるということです。
あなたが何かに腹が立つとき、あるいはイライラする時、変えることができないものを変えようとしていないかどうか、一歩退いてみてみたらどうでしょうか。
変えることができるものについては、それを変える勇気を持ちましょう。
変えることができないものについては、受け入れる冷静さを持ちましょう。
何よりも、変えることができるものとできないものをしっかりと見極めましょう。
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底なし沼
前回、回避行動について書きましたが、
どんな場合でも、回避行動をとってはいけないのですか?
という質問がいくつかありました。
たとえば、底なし沼があったとしましょう。
そこに嵌まってしまったら、みなさんならどうするでしょうか?
たぶん、「もがく」でしょう。
では、もがいたら何が起こるでしょうか。
そう、確実にますます速度を上げて沈んでしまうのです。
もし、もがかないでいたらどうなるでしょう?
もがかないでいると、もがくときより沈む速度は遅くなるでしょう。
そして、助けられるチャンスは増えるでしょう。
あるいは、底なし沼に嵌まったと分かったとたん、そこに寝転がってしまったらどうでしょう?
寝転がって、その上を転がると、助かるかもしれません。
このように、「もがく」ことが一見正しいように思いながらも、その常識に反する方法である
何もしない
寝転がって転がる
ということが、実は苦悩から抜け出すヒントにもなるのです。
苦悩というものは、底なし沼のようです。
誰もがそこに落ち込むともがいてしまうのです。
もがくと苦しいと分かってもがくのです。
しかし、底なし沼=苦悩に対して、もがくという行動以外にも、別の行動する選択はできるのです。
では、あなたが本当に行きたい場所があるのに、その前に底なし沼があった場合、どうするでしょうか。
もし、底なし沼があるからといってあきらめてしまうなら、本当に行きたい場所には永遠に行くことができなくなります。
この時、さまざまな自己説得をして「行かない」ための理由づけをします。
たとえば、
そこは本当は自分が行きたい場所ではない
そんなことをしてまで行くほどではない
もっと他にいいところがあるに違いない
底なし沼がなくなってから行こう
このように、どんなもっともらしい自己説得をしようとも、
本当に行きたい場所に行くことができない現実は変わりないのです。
人生には、底なし沼のような苦悩が必ずついて回ります。
そんなものなくなって欲しいといくら願ったところで、苦悩は放っておいても、勝手にやってきます。
そのたびに、それらを避け続けると、自分が本当にやりたいことができなくなってしまいます。
そうすると、今度は、やりたいことができなくなるという苦悩が出てくるのです。
そんな時は、底なし沼をそのまま渡ってゆきましょう。
つまり、回避行動をとらず、ありのまま受け入れましょう。
もがかず、その上に寝転がって、転がって対岸までゆきましょう。
そうすると到達できるかもしれません。
あるいは、不幸にして沈み始めたら、何もしないでいましょう。
いずれの場合も、もがくというコントロールを捨てるということです。
それは、思考や感情を取り去ろう、少なくしよう、忘れようなどという、従来やってきて、効果がないコントロールする、という対処方法を捨てるということです。
そうすると、実はあなたがいる場所が、底なし沼でも何でもない、ただの道であるかもしれないのです。
なぜなら、あなたにとってそこは底なし沼でも、他人にとっては何もない場合もあるからです。
つまり、底なし沼は、あなたの頭の中にだけしかない、ということに気づくかもしれません。
そう気づくまでは、たぶん、底なし沼は現実のように感じ、それがために戦い、取り去ろうとし、意味づけを変えようとし、逃げだそうとするかもしれません。
滅多矢鱈に底なし沼に飛び込む必要はありませんが、あなたが本当に行きたいところがあって、その前に底なし沼があるとき、そのまま進んでゆきましょう。
何の防御もせず、コントロールも、回避もせずに。
これをアクセプタンスとかウィリングネスといいます。
苦悩はあなたの頭の中にだけにあり、それを信じているうちは、事実のように思い、現実にそこにあると錯覚します。
そんな時、目の前にあるものを、価値判断せず、自分の目をカメラのレンズのようにして、ありのまま見てみましょう。
きっと、不安も恐れもない単なる事実だけが見えるはずです。
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