自分の感情や考えに振り回されない生き方

私たちは、自分の感情や考えは行動に直結するものと考えてしまいがちです。しかし、実際には、それらは必ずしも行動を決定するものではありません。

例えば、目の前にある石を見たとき、人によって評価は異なります。「良い石」と感じる人もいれば、「気に入らない色の石」と感じる人もいるでしょう。しかし、石そのものは変わりません。異なる評価は、私たちの主観によるものです。

この評価と言う主観を、ものに投影しているだけです。

「嫌な人」や「苦手な人」と感じるのも同様です。これらの感情は、相手にあるのではなく、私たちの内面で作り出された妄想です。

この妄想を人に投影しているだけです。

物や人には、もともと意味はありません。

評価等の意味付けをしているのはあなたであって、そのあなたが意味のない人やものに自分の頭の中で発生した妄想を投影しているだけです。

このことを理解すれば、妄想である感情や考えに反応するのではなく、妄想として放置することができます。その結果、感情や考えに振り回されることなく、より価値ある方向へ進むことが可能になります。

実際、私たちは日常的に、感情や考えを妄想として扱っています。不快な思考や感情が頭をよぎっても、それに反応せずに日常生活を送っています。

もしそうでないと言うのなら、自分が考え感じたままに行動をしてしまいます。

例えば、腹が立ってこの人を殴りたいと思えば殴らないといけません。

実際はそうではありません。

このように思いや感情と行動は実は別のことなのです。

感情や考えを管理しようとするのではなく、それらに反応しないことで、私たちは自分の人生をより有意義に過ごすことができます。

感情や考えを単なる妄想と見ることができれば、無駄な苦悩から解放され、精神的、肉体的健康を保ちながら、自分のやりたいことに時間やエネルギーを注ぐことができます。

この視点から、私たちは自分自身の感情や考えに対して新たな関係性を築き、より積極的で自由な人生を送ることが可能になります。

2024年2月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master

今ここに生きる

未来はまだ訪れていない。過去はもう過ぎ去ってしまった

どちらも、今この瞬間には存在しない。存在しないものに思いを馳せても、何も意味はない

ないものについては、どんなことでも言えるし、同時に何も言えない

それは、妄想の世界に囚われているようなものだ

不安は未来への妄想、後悔は過去の妄想

今この瞬間には、不安も恐怖もない

妄想から飛び出せば、そこにあるのは現実だけ

事実である現実を、しっかりと生きよう

現実こそ事実で、今こここそ現実にあるのだから

2024年2月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master

7年で体の全てが入れ替わっても「私」だけは変わらないと信じる妄想

 

7年で体内の細胞全てが入れ替わるという事実だけでなく、意識や魂といった概念も、脳の活動によって生み出される幻想に過ぎないという考えも存在します。

脳科学の発展により、意識や魂は脳の特定の部位の活動と密接に関係していることが明らかになってきています。脳の一部が損傷すると、意識や人格が変化してしまう例も数多く報告されています。

脳内の神経細胞の複雑なネットワークによって生み出される「私」という意識は、客観的な実体ではなく、主観的な体験に過ぎないという見解もあります。

つまり、「私」という存在は、脳の活動によって作り出された幻想であり、実体として存在するわけではないのです。

「私」という実体が存在しないなら、それに執着する必要はありません。執着を手放すことで、私たちは争いや苦しみから解放され、より楽で自由な人生を送ることができるのではないでしょうか?

私たちのセミナーでは、瞑想を通して、「私」という概念を探求していきます。執着を手放し、真の自由を手にするための方法を体験的に学ぶことができます。

2024年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master

ニューヒューマンを作り出す

私たちは皆、様々な思考や感情を抱えています。喜び、悲しみ、怒り、不安、そして奇妙な妄想など。しかし、これらの内面的な体験は、第三者から観測も計測もできないものです。では、これらの体験は本当に存在するのでしょうか?

脳科学の観点から見ると、思考や感情は脳の活動の結果生まれてくるものです。そして、客観的な観察や測定が不可能なため、「妄想」と捉えることもできます。つまり、「妄想」は実体として存在せず、脳内における電気信号の産物に過ぎないのです。

私たちは、長年、自分自身の思考や感情と戦い、コントロールしようと努力してきました。しかし、脳の産物である「妄想」と戦うことは、本質的に不可能です。

そこで重要になるのが、「妄想」に対して反応しないというスキルです。これは、思考や感情を否定したり、抑圧したりするのではなく、ただ客観的に観察し、そのまま受け入れることです。

このスキルを身に着けることで、私たちはどんな思考や感情に囚われることなく、価値ある行動をとることができます。私たちは、このスキルを持つ人々を「ニューヒューマン」と呼び、その育成に力を注いでいます。

ニューヒューマンは、思考や感情に振り回されることなく、常に冷静沈着に判断し、状況に応じた適切な行動をとることができます。彼らは、自分自身の内面世界に囚われることなく、より高い目標に向かって邁進していくことができるのです。

ニューヒューマンになるための訓練は、主に以下の3つの要素から構成されます。

  1. メタ認知: 自分の思考や感情を客観的に観察する能力
  2. 受容: どんな思考や感情も否定せず、ありのまま受け入れる能力
  3. 行動: 思考や感情に関係なく、それらとは独立して価値ある行動をとる能力

これらの能力を訓練することで、私たちは「妄想」に囚われることなく、より自由で充実した人生を送ることができるようになります。

私たちは、ニューヒューマンの育成を通して、より良い社会の実現を目指します。思考や感情を超えた生き方を通じて、真の幸福と自由を追求していくのです。

 

私は空っぽの青空

今日は青空が広がっている

どこまでも青空が広がっている

 

青空を見ると

青空というものはどこにも実体はない

青空という言葉があるだけだ

 

言葉があると

実体があるように思う

 

しかし、実体は何もない

 

天気を見ると

今日のように快晴であったり

雲が出ていたり、雨になったり

風が強くなったり、雪が降ったり、台風が来たりする

 

しかしどんな天気になっても

空はそこにある

空は実体がないから

傷つきもしない

 

私たちの考えや感情は

天気のようなものだ

 

私たちの中に

いろんな考えや感情が浮かんできては消える

 

雲ばかりを見つめていると

雲の中に入り込み

自分が雲と一体化したように思う

 

実際は、空は雲そのものでないように

あなたは考えや感情そのものではない

考えや感情を入れている入れ物である

 

考えや感情は

湧いてきて消えるままに放置すれば良い

 

空である自分は何も傷つかない

 

By 京極

心の嵐を静める: 思考と感情に振り回されない生き方

絶望のど真ん中にいても、人生を輝かせる道は確かに存在します。
これは、内面で渦巻く思考や感情に対して、反応しない選択をすることから始まります。

『自己変革のための生まれ変わりセミナー』を修了するとテキスト「愚かなサルどもへ」が配布されます。
これは私たちの重要なテキストです。
このテキストに学ぶ通り、我々の内面で起こるあらゆる動揺は、実は自らが選択する反応の産物です。外の世界がどうあれ、内面の反応を自在に操る力が我々には備わっています。
つまり、思考や感情に反応することもできるし、反応しないこともできるのです。

絶望の真っただ中にいても絶望的な状況を作り出す意味付けなどの思考やそれとともに派生する感情が単なる脳の反応、つまり無意味な妄想に過ぎないという認識から始まります。この見方を受け入れることで、私たちは絶望的な状況に直面しても、その影響から自らを守ることができます。

具体的には、自分の感情や思考に自動的に反応するのではなく、一歩引いてその妄想性を観察することです。この距離を置く行為こそが、内面の平和を保ち、どんな状況でも活き活きとした人生を送る秘訣です。思考や感情に振り回されず、その瞬間瞬間を完全に生きることで、私たちは真の意味で自由になるのです。

第3世代認知行動療法やマインドフルネスの教えにもあるように、自分自身との分離は、内面の動揺から距離を置き、より客観的な視点を持つことを可能にします。これにより、苦しみや絶望の中にいてさえ、より積極的で意義のある人生を歩むことができます。

テキスト「愚かなサルどもへ」の理解と実践を通じて、私たちはどんな状況も超える力を身につけることができます。

2024年2月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master

自己変革セミナー:絶望を超えた先に見つける希望

私たちの日々は、生老病死などの四苦八苦に満ちています。これらは人生に最初から備わっている部分であり、避けることはできません。しかし、問題なのはこれらの困難に直面したときに、やりたいことを諦めざるを得なくなることです。重要なのは、どんな状況の中でも、心の平穏を保ち、価値ある行動を選択する力を持つことです。

思考や感情に振り回されることなく、それらをそのまま受け入れ、自分との距離を置くデ・フュージョンの技術は、このような状況でも自分らしくいるために役立ちます。たとえ心の中に破滅的な思考や感情が渦巻いていても、それらを持ちつつ、自分の価値に基づいた行動を選択することが可能です。

私たちが提供している自己変革セミナーでは、このような心の技術を学びます。どんなに困難な状況にあっても、それと共存しながら、自分が大切に思うことに集中し、活き活きとした生活を送る方法を探ります。自分の価値に基づいた選択をする力を育て、困難に直面してもやりたいことを諦めないための技術を習得します。

生きていれば、誰もが苦しみや困難に直面しますが、それらとどう向き合うかが、私たちの生き方を決定づけます。自己変革セミナーで学ぶ技術を通じて、どんな時も自分らしく、活き活きとした人生を送るための第一歩を踏み出してみませんか。

今日死にますとのメールが来た

Kindleを整理していると

一昨年、自殺した私の友達が勧めてくれた

本が出てきた

 

メルヘンチックで、幻想的で

読後は色々と想像してしまう物語だった

 

それを勧めてくれた彼女は

今はこの世にはいない

 

覚せい剤を使用した男に巻き込まれて

逮捕され保釈されていた時

私の東京出張と合わせて

彼女の母親と彼女とで会った

 

刑事裁判でも必ず執行猶予になるから、

安心するように

そんな話をした

 

しかし、彼女は執行猶予の判決を受けて

数日後に飛び降り自殺をした

 

私に最後のLINEを送ってきた

 

今日死にます

 

死にたいでもなく

消えたいでもなく

 

 

今日死にます

 

 

死にたいと言いながら

食べて、寝て、SNSで発信しながら

生き続けること

 

言葉遊びのように

有り得ない状態の

 

消えたい

 

と言いながら

生きているもの

 

これらと

 

死にます

 

は、全く別のものだ

 

生きていることに非常に執着しているもの

生きていることへの執着を離れたもの

 

これの違いだ

2024年1月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master

どれほど自分が大切か

自分が人からどう見られているか

自分の悪口が出回っているのかいないのか

自分の動作がおかしなことにはなっていないか

自分の人に対する反応が変になっていないのか

自分は人から嫌われているのかいないのか

自分、自分、自分…

どこまでいっても自分

 

自分なんてどうでもいい存在

と言いながら

激しく自分にこだわっている

 

大切な自分が傷つかないように

最初から自分は無能で出来損ないのふりをする

そうすると、そのように人から言われても

最初からそう言ってるから傷つかない

と信じている

 

このようにして

自分を守って生きてきた

 

本当のことを言えば

無能で出来損ないなんてこれっぽっちも思ってもいない

思っていないからこそ、人以上に傷つきやすい

 

そして、そこまでして守っている自分は

本当はどこにも存在しない

どうしようもない

 

by 京極

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年1月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master

死んでいないから生きている

「生きる意味」を求めることは、
結局は無意味なこと、
私たちは死んでいないから生きている、それだけ。

頭の中で描く「意味」は、
幻に過ぎない、
実在しない思いに、真実はない。

死にたいと思っても、そうでなくても、
人の願いとは関係なく、
いつかは誰もが死ぬ、避けられない運命。

今日が最後だとは、
誰も思わないけれど、
昨日まで生きていた人が今はいない。

終わりは必ずやってくる、
それを受け入れれば、
再び願うことはない、
それが人生だから。

だからこそ、今を生きよう、
今この瞬間を楽しもう。


By 京極

2024年1月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : V.d.s.-Master